30代男性のTさん。
腰痛のため上半身が前のめりになった体勢で腰をかばいながらコアにいらっしゃいました。
「昔からです、サッカーやバスケットボールをし終わった後は腰が痛くなります。大好きなスポーツも、楽しんだ後は苦痛が待っています。」
とTさんは苦笑い。
高校生の頃からこの症状が出始め、徐々に悪化しているとのこと。
過去の打撲を伺うと、
「小学生の頃に遊具から落下して頭を強く打ったことが有ります。ここ、さわってみてください。ほら!へこんでいるでしょう?」
と言われ触ってみると、打ったところが遊具の形に合わせてボコボコとへこんでいました。
「Tさんの腰痛はこの打撲が原因の可能性が高いですね。」
と僕が言うとTさんは
「エッ??」
と目を丸くしていました。
私たち人間の身体は、頭がい骨に強い衝撃を受けると、
仙骨(骨盤の中央の骨)がバランスを取りゆがむ仕組みになっています。
Tさんの腰痛が強い場所は、頭の打撲した場所と同じ3番という番号のところでした。
しかもこの3番、頭がい骨のゆがみと一緒で大きくへこんでいました。
この頭がい骨と仙骨のバランス関係を説明し、
「ナルホド!」
と納得して頂けた後、骨格調整へ。
この日は頭がい骨を徹底的に調整して終了。
2回目にいらした時には腰痛はほとんど無くなっており、
現在は激しいスポーツの後でも腰痛が出なくなっています。
「痛くないっていいね、おもいっきり動けるよ!」
とTさん。
痛みから解放され、大好きなスポーツを全力で楽しんでいただいています。