動悸が激しく、心臓の手術を勧められているHさん女性の方です。
Hさんは、3年前から動悸と不整脈があり、胸の締めつけるような息苦しさがありました。
病院での検査では、心臓に問題があると指摘され、
このまま症状が悪化するようなら、手術の必要があると診断されたとのことです。
「わたしね、胸が痛くなると、心臓がどうにかなっちゃうんじゃないかって心配で夜も眠れないの。病院に相談すると、自立神経失調症と言われて、安定剤のお薬も飲んでいます。お薬がどんどん増えちゃって、大丈夫かしら。」
ゆがみをチェックしてみると、胸のあたりの肋骨の前側(肋骨の2番~3番)で、大きなゆがみがありました。
Hさんの打撲歴
・尻もち
・ねん挫
・右肩の強打
・10代の頃にこん棒で頭の後ろを殴られる
頭がい骨の3番にも胸と同じようにゆがみが確認できました。
頭がい骨の3番がゆがむと、肋骨の3番、腰椎3番、仙骨(おしり)3番、からだ中の3番と関係する骨格のラインでバランスをとってゆがみをつくり、身体をまっすぐ垂直に保とうとします。
なので、ゆがんだ骨格が、内臓を圧迫し息苦しさがでたり、胸が痛くなったり、動悸、不整脈を起こす原因と予測できました。
Hさんの肋骨の3番、頭がい骨の3番に関係する骨格ラインで整えていきました。
ゆがみを整えていく上で、Hさんに変化があらわれました。
「空気がいっぱい吸えるみたい。胸も背中も軽くなっています。最近はね、動いても胸がバクバクしなくなったのよ!骨を元の位置に戻すと、身体がこんなにも楽になるのね~。」
Hさんは、週に一回のペースで調整されています。
いまは、不整脈も動悸もなくなり、胸の痛みも大分減ったので、安定剤も不要になりました。
冬になると、持病だった喘息の発作もまだでてきません。
この調子で、寒い冬を乗り切ってほしいものです。