変形性膝関節症で、鎮痛剤、湿布薬、塗り薬でしのいできた女性です。
変形性関節炎・・・年齢とともに増加する症状
とくに女性の方が1.5~2倍増えているそうです。
彼女は10年以上前から膝の痛みに悩まされ、変形性膝関節症と診断されていました。
毎日鎮痛剤と昼は湿布薬、夜は塗り薬をしないと痛くて眠れないとのこと。
彼女のお仕事は、学校の先生。
体育館や教壇に立って挨拶する時も、痛みのあまり足を引きずりながら歩いてしまいます。
彼女の希望は、
「スタスタと痛みなく歩けるようになりたい」
そう強く願いながら毎週コアに通ってきてくださいます。
彼女の今までの打撲歴
・5歳 階段から落ちて左肘の脱臼
・8歳 飛び箱で落ちて左肘の脱臼
・16~18歳 アイススケートで尻もち(数え切れないほど打っている)
・40歳 バレーボールを顔面に受け、ムチウチ状態
・55歳 お風呂場の湯船の中で滑って左膝を強打
・58歳 庭で転んで右膝を強打
立っている姿も、背中、膝も曲がり、足もO脚になっています。
立位、座位、うつ伏せで、それぞれゆがみをチェックしていきます。
ひざや脚を強打すると、ゆがみは仙骨(おしり)にたまりやすくなります。
仙骨が歪むと、足の長さも変わるので腰痛の要因にもなり、また下半身のゆがみを上半身でもバランスをとろうとするので、肋骨にゆがみをつくってしまいます。
肋骨のゆがみが、臓器を圧迫し、疲れがでやすい体になってしまうのです。
からだ全体を確認したうえで、うつ伏せで揺らしても残る大きなゆがみから戻すように整えていきしました。
仙骨5番、それに関係する肋骨の10番、またその兄弟骨を元の位置に戻していきます。
調整が終わり、立ってもらうと、膝の痛みはまだあるけれども、体の軽さを実感してくれました。
「背中がまっすぐなったみたい!脚も軽くなっています。」と言ってくれました。
彼女は今、鎮痛剤と、湿布薬も貼らずに毎日を過ごせているそうです。
沖縄県中頭郡北谷町 HSTI骨格調整センター・コア 上里綾乃