背中の痛み 学校の検診では側湾症気味といわれました

学校の健診で「側湾症気味」と言われた高校生の女の子。Iさん。ご本人も背中の痛みや、背骨全体に違和感がある、だるい、股関節の痛みなど、つらい思いをされていました。
Iさんの姿勢が悪い事を、ご家族も気にされていて、お母様と一緒に来所。

骨格の歪みを拝見すると、脊椎(胸椎)が逆S字状に大きくうねるように歪み、背中には不自然な盛り上がりが目立ち、たわんでいるような状態でした。

みるからに背中の痛みがあることが伝わってきます。

前から見ると、ご本人はまっすぐ前を向いているつもりでも、お顔は斜めを向いてしまいます。

側頭骨の歪みも大きく、左右で回転の歪みがありました。

お母様にも説明しながら、施術前の歪みの状態を実際に目で見て確認していただきます。


側湾症の方の骨格の歪みの特徴。側頭骨と、関連する4−7ラインが調整のポイントとなるのですが、Iさんの場合も同様でした。

Iさんはバレーボール部でボールが右アゴに2発あたった事があるそうです。それも、相当な力でアゴにあたったそう。その時に側頭骨が揺さぶられた事が想像できます。

また、バレーボール部のため、レシーブの時などに肘や膝、アゴなども床にたくさんうっている事が予想されます。

側頭骨もアゴも、肘も4−7ラインと大きく関係する場所ですので、Iさんの背中の痛みや側湾を作った原因がみえてきました。


さっそく施術に入ります。

初めに側頭骨の回転の歪み(左側頭骨-後方回転 → 右側頭骨-前方回転)の調整。次に、肩胛骨-右前方変位、腸骨-右前方変位、右足首(捻挫の歪み、外果RP-右後方変位)を複合セット。(肩胛骨と腸骨も、側頭骨とバランスをとりあう重要なポイント)右足首の歪みが取れた後、右足の腓骨頭の調整まで行い、初回は終了。

初回施術後、背中の大きな逆S字状の歪みが、半分位に小さくなり、お顔もシンメトリーに近づき、スッキリしました。

実際に施術前の骨格の歪みの大きさを確認されていたお母様も、「背中は触ってないのにさっきまでと全然違う!」とビックリ。

Iさんご自身も「背中の痛みがスッキリした、顔も変わってる〜♪」...と笑顔がこぼれます。


2回目いらした時には、背中の痛みとだるさはほぼ治まっていて、3回目いらした時には、背中の痛みとだるさは全くなくなっていました。

2・3回目も関連する4−7ライン、肋骨7番や頚椎7番と下あごを中心に施術しました。


Iさんの場合は、側湾症までいかず側湾気味という段階であった事、そして、まだ高校生と若く、骨も柔らかかったので、骨格が整うスピードも早かったです。

もともと笑顔のステキなIさん、背中の痛みがとれただけでなく、骨格美人になり、ますます笑顔が輝きました。おめでとうございます。

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