お母さんに抱きかかえられながら小学1年生のT君はやってきた。左太ももの内側に電気のようなしびれが走り、歩くことができないとのこと。これは出産時の頭部のゆがみが原因でした。
「先生!この子昨日から突然太ももがしびれで、歩けなくなったんです!」
「T君 最近 足をぶつけたり、怪我したりしませんでしたか?」
「いいえ 特にぶつけたりしたことは無いですが、1年半前と1年前、両足に紫斑病が出来て、痛くて歩けなくなったことがあったんです」。それと今回のしびれとは関係ありますか?」
「昔の紫斑病と今回が関係あるかは全体をCHECKしないとなんともいえませんが早速CHECKしましょう!」
立位・座位・うつぶせで体幹をみていく。
「お母さんT君のお体が全体的に左側が前にいってるのがわかりますか?」
T君がうつぶせの状態でお母さんに見てもらう...
「ほんとだわ!」
「頭と肩とお尻が全体的に左側が前にいってます。その影響でT君の左の太ももが内側にねじれているのです。それで、電気のようなしびれが起きてるのですよ。でも 大丈夫です安心してください 太もものねじれを取れば、しびれも取れてきますので、まずは左足のねじれをとりましょう。」
それから捻じれていた左足のゆがみをとり、関連する頭・肩・お尻の調整を終え、その日は終了
「Tがまだ太ももがしびれるみたいなので今日は抱っこして帰ります。先生ー! Tはどれくらいの間をおいてきたらいいですか?」
「早めに来たほうがいいですよ。明日はいかがですか?」次の日、朝一でT君はやってきた。昨日歩けなかったのに歩いてきた!
そして、事前に比嘉先生からアドバイスを頂いていた僕は60分集中。そして、その日は左手にコロコロコミックをもって、走って帰ることができました。
T君は未熟児で生まれ2週間保育器で過ごしたそうです。保育器の中で左方向を向いて寝ていたことで左側頭骨が前方変異したようです。それで、身体が全体的に左側が前方変異し、左太ももがしびれていたのです。その後T君はセンターコアと子供BAを交互に受けていて、今は左太もものしびれも紫斑病も出ていないそうです。
沖縄県浦添市 HSTI骨格調整シャトル・ケア 天野 正護