腰痛、原因や打撲歴が思い出せない、でもヒントは血圧高だったの巻

HSTiの施術を受けられる前に

ご本人様が、できるだけ記憶を辿って打撲暦を思い出して頂けば

頂くほど、症状の原因究明と改善はスピードアップします。

今回の腰痛を改善させるヒントは『血圧が高い』という事でした。

私たち骨格調整士は

お客様の打撲歴を明確にして、不調の原因を

突き止めようと施術に取り組んでいます。

ですが・・・、

『まったく打撲はない』

『ぶつけたこともない』

『打ったこともない』

『手術もしたことない』

『転んだことはない』

というお客様はたっくさんいらっしゃいます。


しかも、ご本人が腰のどこが痛くなるのか具体的にわからないという漠然とした腰痛。

打撲がないとなると歪みを確認していくしかありません。


いや待てよ!主訴の腰痛以外に、『血圧が高い』とある。

血圧や生理痛、心臓など血液に関係する症状は

1番のつく各部の骨に関係します。

 ですから立位、座位、うつぶせで体の歪みを読んでいく時に

1番に関係するラインの骨を意識しながらすすめていきます。


予期したように各部の1番に歪みがありますが、

体を揺らすと歪みが小さくなる所もあり、変化しない所もあります。

 そこは腰椎1番と後頭部の1番でした。

もう一度座位になってもらい、両手を交差するように組んで頂いて、

両肩を支えて揺らしてみたところ、ご本人が腰の痛い部分を感じました。

揺らしをとめて、痛かった箇所に本人が指をもっていったのは

なんと腰椎1番。実はここだけは他の腰椎とは違って右後方かつ上方へのねじれた

歪み方をしていたのです。
 
 
 再度後頭骨を細かくチェックしていき、

後頭部1番の右側に硬いふくらみを確認。


さて施術の開始です。腰椎1から施術。小さな三角ブロックをセットして10分間。

 その後、先ほどのように肩で揺らすと

この時点で腰椎の痛みは消えました。


 めでたしめでたしではあるのですが、

喜んだ勢いで話を聞いていくと

一週間続けて血圧が180を超えてしまうことがあったので病院に行き、

血圧の薬をのんでいるとの事でした。

 そういう事情もあり、先ほどみつけてあった後頭骨の

1番をHSTiのGマスターテクニックで調整。
(この施術はHSTiのGマスター資格を取得した施術所で受けられます。)
http://www.hstp.org/index2.htmlのページの中ごろに施術所の案内が
ございます。

 そこまでで施術は終了。

その後も三回通って頂き、肋骨5番や10番なども調整していきました。

 このごろは血圧も安定していて腰痛もないそうです。

でもいまだに腰痛の原因は解からずのままです。

 本文をお読みの皆様へ

 ご本人様が、できるだけ記憶を辿って打撲暦を思い出して頂けば

頂くほど、症状の原因究明と改善はスピードアップします。

 お子様をお持ちの皆さん、できるだけお子様を芝生の上や砂場、

木造の床の上で遊ばせてあげてください。

 子供は風の子、元気な子です。ふとした事で転んだりします。

アスファルトやコンクリートの上で飛んだり跳ねたりして転ぶより、

打撲を最小限に食い止められる自然の柔らかい環境で

のびのび遊んでほしいと願っています。


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