子供の頃、高い所からジャンプをするという経験は、けして珍しい事ではありません。
しかし、その衝撃とはどこへ?手を突いたり、衝撃を吸収するために生じる身体の
歪みはどこへ現れるのでしょうか?
ここでは肘の痛み、通称サル手と呼ばれるほどの肘の歪みの症例ブログです。
幼い頃に高い所からジャンプをして、地面に両手をついて
左の肘を骨折したという女性のお客様Aさん。
今回は偏頭痛、肩こり、背中の張りと肘の痛みという事で来所されました。
打撲歴は上記の骨折に加え、
●車でサイドブレーキをかけた状態で、後方からタクシーに
衝突された事故
●幼い頃に公園の回転する遊具にのっている時に、遠心力で
外側に投げ出され、頭部を打撲した経験があるそうです。
加えて、四人のお子様を出産されています。骨の歪みを読んでいきますと、
側頭骨に大きな右後方下方変異の歪みがありました。
そして肋骨全般に右後方下方変異があります。
腸骨も比例するように同方向の歪みがあります。
左腕、肘に関しては、高い所からジャンプして両手をついた事により、
特に左の橈骨と尺骨が上方に変異し、いわゆるサル手のような状態で
通常の腕が曲がる逆方向にくの字に可動してしまいます。
このようなデータを踏まえて施術に入っていき、まずは側頭骨を調整。
この時点で肋骨の全体的な右後方下方変異が軽減し、
下部に右後方上方変異が残りました。
おそらく産後の骨盤への影響とジャンプしたときに肘を骨折
したほどですから骨盤や大腿骨にも生じ、それが肋骨下部に
影響を与えているのでしょう。
その骨盤を調整し、体幹が緩んできたところでひじの施術へ。
左の橈骨上部と尺骨の上方変異とサル手にみられるねじれを
取り除いていく調整を施しました。
ここで今回の施術は終わりましたが、
ご本人も頬骨の高さの違いが気になっていたようで、
側頭骨による調整でシンメトリーに近づいたお顔を見て喜んで頂きました。
偏頭痛は、次回の有無については、次回に確認しますが、
ひじの痛みがひいたようで、初めてのHSTi施術体験にうれしい笑顔で
こたえて頂きました。
原因をメモ書きして来所して下さいましたので、
初めての施術でもスムーズに調整が進みました。
これを読まれ、初めて骨格調整所をたずねる時には、
ぜひAさんのように過去の打撲歴を思い出していらして頂きたいと存じます。
よろしくお願い致します。読んで頂きありがとうございました。
沖縄県浦添市 HSTI骨格調整シャトル・ケア 當山 貴史