「お尻から足首までしびれるような痛みがある。」
と険しい表情で、足をひきずって来店された坐骨神経痛のお客様。
股関節痛から足のしびれまであり、脚全体に痛みがある状態です。
「今までは温熱療法や整形外科に行って良くなっていたのですが、今回は良くならず痛みが増すばかり」
と、切なる想いでいらっしゃいました。
激痛があるので、痛み止めのお薬も飲まれているとのこと。
痛みは「両脚あるけど、特に左側」
大きな怪我で、右足ねんざ、お尻の左側を強打した事を思い出してくれました。
お尻はねじったようなゆがみがあり、股関節、脚全体の骨のゆがみも大きい。
坐骨神経の通っている肋骨下部までも大きなゆがみ、又頭部の大きなゆがみがありました。
立っているのもつらく、調整の為ベットで横になってもらうのも、
激痛がお尻から脚にかけて走るため、ゆっくりと倒れたり起きたりという動作です。
この日の施術は仙骨の左右にある大きなゆがみ、右足首のゆがみ、
肋骨下部、腰椎、股関節(お尻側にかなり入りこんでいました)の調整で終了
「左側は少し和らぎましたが、右側お尻が痛くなってきた」とのこと。
2回目来店時「右足のふくらはぎが痛くなっている」
前回とは違うラインでゆがみを取っていきます。
仙骨、右ひざ、のゆがみを取り、
肋骨と腰椎の細かいゆがみを整えました。
「お尻の左側が痛くなってきた」
座るときに、タオルをまるめてお尻にタオルをあててもらうポイントを教え, 家でやってもらうことにしました。
3回目
「左脚の激しい痛みはなくなっているけど、左のふくらはぎの違和感はまだある」
腰椎と肋骨を調整し、頭部、仙骨、ヒ骨、けいこつ と進めました。
当初、ベッドから起き上がるのもつらく、起き上がる度に痛みが走り、
ゆっくりと這い上がる感じでしか起き上がれなかったのですが、
どんどん、起き上がるのも速くなり、最後は
「あっ!痛くなくなった!」
起きるたびに走るお尻の痛みはとれ、ふくらはぎの痛みもとれ、
坐骨神経痛がなくなり、足のしびれ、股関節痛も和らぎました。
下半身のけがも多く、痛みも激しかったため、肋骨下部から下半身中心の施術で進めましたが、
股関節・仙骨のゆがみと比例する頭部にも大きなゆがみがあるため、
次回頭部からの施術を進めゆがみを再度作らないようにしましょう と説明。
最初来店された時とはダイブ変わって、足取り軽く歩き階段下りていく姿に、私も笑みがこぼれました。