杖を使ってビッコひくような歩き方でいらっしゃった82歳のNさん。
症状は、左足のしびれ、左股関節痛、腰痛(椎間板ヘルニアを発症)
35年前にも椎間板ヘルニアになって手術をしたそうですが、再度、ヘルニアが発症。
調整に入る前に、Nさんの今までの打撲歴をお聞きするのですが、
「どこも身体は打ったことはない!!」
「小さい時でもいいです。ねん挫とか、しりもちとか、何かないですか?」
「何も無い!腰が痛い」
何も無いはずはないのですが...。
初回は、股関節痛を緩和するため、頭がい骨、肩甲骨、仙骨の高さをそろえるように調整していきました。
2回目に来店された時に、再度打撲歴を伺ったところ
「ん~、昔はたくさんケガしたはずだけど、おぼえてないさぁ~」
「大丈夫ですよ。思い出せたときに教えて下さい」
念のため、一緒に来店される娘さんにも伺ったところ、
「お父さん!昔、自転車に乗って転んでから頭から血ゴーゴー(流血)して帰ってきたでしょ!」
「あ~、思い出した。ここ(頭)強く打ったよ。」
「あっ!ここも!ここ(おしり)もバーンって強く打って、しばらく歩けなかったさ」
次々に打ったところを思い出していただきました。
昔、1メートル以上の高さの垣根から落ちてお尻を強く強打したそうです。
Nさんから沢山のヒントをもとにゆがみをチェックしていきます。
股間節と仙骨(おしり)に大きなゆがみを見つけました。
また、頭を強く打ったことで、頭がい骨がゆがみ、腰に負担をかけていたようです。
仙骨、股関節、頭がい骨の調整をし、終了後は、痛みがだいぶ緩和されました。
3回目の来店の時、娘さんが
「お父さんね、いつも杖ついて歩くけど、最近は杖つかなくなっています。良くなっているみたい!」
と教えてくれました。
股関節痛も足のしびれもなくなり、ヘルニアまでなくなったようです。
Nさんが打撲歴を思い出してくれたおかげです。Nさんに感謝。これからも元気に過ごしてほしいです。