症状: 顔面麻痺 40代女性Cさん
「先生〜、昨日から顔が勝手に動いてしまって...
病院へ行ったら顔面神経痛の薬を貰いました..骨の調整をお願いします」と、
常連さんであるCさんから電話がありました。
様々な症状を抱えていたCさんは、病院のお世話になることも何度もあり、
自分自身の健康に対して自信が無く不安を感じていらっしゃる方でした。
最初は骨が動き、形を整えられるなんて信じられない様子でしたが、
骨格調整に通い始めて、根本原因を探しながらじっくり身体の調整を整えていくうちに、
ひどかった生理痛や頭痛、腰痛が出にくい身体になり体力がついてきた事で、
根気強く通われている方です。
そんなCさんですので、突発した顔面麻痺/顔面神経痛も
「骨格調整で何とかなるかも知れない!」と思ったと言います。
勝手に動き出す右口角から右頬にかけてひきつれがあり、
自分の手で抑えるのですが、この力は何処から来るのだろうと
不思議に思うくらい強烈なひきつりです。
早速、Cさんの身体の歪みをチェックすると、
顔面骨4番という箇所にゆがみがあります。
顔面骨の4番という箇所は、ちょうど三叉神経が流れる箇所に関連しています。
その番号がついた頬骨の高低差と上下差のバランスを取るように、施術開始。
HSTiでいう4番という箇所は、自律神経にも関係し、
脳や身体の軸をとるうえで非常に重要な箇所とされています。
また顎関節とバランスを取る兄弟の骨でもあります。
Cさんの場合、何故4番にゆがみを作ってしまったのか..?
未熟児の状態で逆子で産まれてきた経緯があり、保育器のなかでは(うつ伏せ)で
寝ていたそうです、
そして大人になっても(うつぶせ寝)が楽だったと言います。
この事が原因で、三叉神経の走る顔、特に頬骨にゆがみを大きく作ってきました。
さて、施術中、Cさんの顔面神経痛はピタリとおさまっています...
不思議なくらい、ピターっとおさまっているので、もうこの辺りでOKかな?と思い、
頬骨のセットを外すと...
あららら またまた麻痺がビキーンと走ってしまいます。
この状態のなか、Cさんも大笑いしながら「先生、治るって事ですね♪」と
心配をしていない様子。
じっくり、じんわり骨を動かしていきました。
片側顔面痙攣/顔面麻痺が出ての初回の施術で、かなり痙攣も楽になり、
2回目に来所された時はときどき起きる程度で、
3回目にはすっかり痙攣も起きなくなっていました。
最近、大きな仕事でストレスがかかっていたというCさんは、
プレゼンテーションを控えていました。
顔面の痙攣が改善されたCさんは「これで、人前に出る事ができます♪」と
喜ばれていました。
自然治癒する事はないと言われている顔面麻痺に、
希望がもてる事例です。
3回目の施術は、顔面の施術だけではなく、最終的には4番に関連する
肋骨や腰椎の施術も行っています。
症状の根本原因を探し、身体をトータルで見て改善していく事が大切です。
沖縄県中頭郡北谷町 HSTI骨格調整センター・コア 比嘉 仁美