20代、女性。
「急に頭痛がでてきて、目の横、こめかみのあたりに痛みがあるんですけど、この頭痛は何でなんですか??」
HSTIでは頭痛があるからと言って、いきなり頭の調整をするわけではございません。症状があっても他の箇所が原因で症状が出ている場合は、そちらを調整します。それを象徴するようなエピソードです。
「目のあたりの頭痛ですか?何かなさいましたか??どこか打撲したりとか、捻ったりとか・・・。」
「いやぁ、してないです・・・。」
立位、座位、うつ伏せで身体の歪みが変わります。あまりにも大きく変化するため、
もう一度、立位で確認しました。
「ひどいですか?すごい歪んでいますか・・・??前よりも歪んでいますか?」
細い声が心配そうに聞こえました。
「前より歪んでないですよ、ただ歪み方が変わっていて・・・。立った状態とうつ伏せで大きく歪みがかわるのですが、足の歪みの影響を受けてるみたいなのですが・・・。」
「あ!!そういえば、一昨日足首を捻って転びました!その時に左腕も打ちました!ここ痛いんです!」
前腕に変形の歪みがあり、青あざになっていました。
「腕を打った原因で目の周りの痛みがでている可能性がありますね。前腕には2本の骨があるのですが、そのうちの尺骨という骨は肋骨の8番目と関係が深いです。さらに、肋骨の8番は目の周りの骨と関係が深いのです。」
「へぇ~・・・。そうなんですか・・・。」
相槌をうっているのですが、顔は
「??」
です。目の付近の頭痛の原因が腕を打撲した事がいまいちピンときていない様子でした。最初に足首の調整をして、それから腕の調整をしました。
「頭痛ないです・・・。」
最初は痛みがとれているのが理解できない様子でした。
「腕に肋骨の8番目とつながっている骨があって・・・。」
「はい。はい。へぇ~!」
体感した後と前では、言葉の受け取り方が変わってきます。しっかりと目をみて相槌を打っています。顔の表情からもしっかりと理解しているのがうかがえました。
「腕の打撲で頭痛がするなんて普通では考えられないです。でも、本当だったんですね。腕が原因でした。足の歪みも早く取り除くことができてよかったです。」
東京都渋谷区恵比寿 HSTI東京 骨格調整所 櫻澤 健二