職業病だと思い、あきらめていた腰痛。

看護師をされている30代女性Kさん。10年来の腰痛に悩まされていました。「腰痛は仕事を始めた時からだから、職業病なんですよね...」とおっしゃいます。

腰痛がひどくなり、昨年8月には整形外科を受診。レントゲン撮影をしたところ、「腰椎5番がつぶれているが、あとはよくわからない」と言われたそう。

腰痛に対する整形外科での治療としては湿布をはったり、理学療法士のマッサージをうけること。...ですが、あまり改善がみられなかったそうです。

子宮内膜症もあり、子宮内膜症の治療(ホルモン剤)を始めた所、以前のような激痛は減ったものの、動くと腰痛がでてつらい。


今年の2月にAZU骨格調整所にいらした時も腰に手をあてて、腰痛が辛そうでした。立った姿勢をみると、骨盤が後傾し、首から頭にかけて前かがみ...といった、いわゆる猫背の姿勢です。

骨盤の高さも左右差が大きく、坐骨も恥骨も前に出ています。お尻を強打した事がありそうな骨格の歪みがあるのですが、ご本人の記憶には無いとの事。

側頭骨も左右で回転していました。例えばむち打ちやしりもちなど、身体に大きな衝撃を受けると側頭骨は回転して歪む事が多いのです。

立位・座位・伏臥位・揺らした後と骨格の歪みをチェック。
原因療法的なアプローチをするHSTi骨格調整法では、この施術前の骨格のチェックによる原因箇所の絞り込みがとても重要です。

Kさんの場合には側頭骨の歪み方(OCL PI/OCR AS)が変化しませんでした。腰痛を出している原因箇所は側頭骨の歪みと絞り込み、施術を始めます。

初回は側頭骨や、側頭骨と関係深い4−7ラインにて施術。1回目は施術後もご本人の感覚にあまり変化なし。


2回目。初回と同じように立位・座位・伏臥位・揺らした後と骨格の歪みをチェックしていきます。

腰痛がでる場所(仙骨1番)に変化しない歪みがあるので、仙骨1番から施術スタート。HSTi専用のブルブルと振動が入る器械で、歪んだ骨をじんわりゆっくりと正しい位置に戻してきます。

2回目施術のメインとなった骨格のラインは1−5ライン。仙骨1番の歪みを取り除いてから、頭蓋骨の歪みを主に調整、最後に骨盤の後傾をもどして2回目終了。

起きていただくと、「さっきとは違いますねー。さっきよりも腰が楽になっています。」と喜んでいただけました。


施術3回目。施術前に様子をうかがいます。
「前回の翌日は腰痛があったけれど、様子をみようと何日か経つうちに痛みがなくなり、その後はずっと平気でした。」

「前回から2週間ちょっと、腰痛なしで過ごせたんですか?」

「はい。極端に体調が良くなったというわけでもないんだけど...、腰痛は気にならないです。」

お仕事をしながら子育て中のKさん。3回目も施術中はウトウトと夢心地。「あー、気持ちよかった。お家に帰ったらまた現実が待っているけど〜。」と笑顔で帰宅。今回も自分だけの時間ゆっくりとリフレッシュされたようです。


「極端に体調が良くなったというわけでもないんだけど、...」ということですが、以前は「10年来の腰痛で職業病だと思っていた」のに、3回目お越し頂いたときには「腰痛は気にならないです」という変化は、大きな改善といえるでしょう。

身体にはまだ調整した方がいい骨格の歪みがあるので、これからも継続した施術が必要です。

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