左腿の痛みが主訴でお越しのお客様。左腿の痛みは4回の調整でもうなくなっていました。昔の怪我が多いため他にも症状があるはずなので、お聞きしたところやはりありました。どうしても我慢が出来ない痛みは左腿だったのですが、「この際、骨格をきれいにして他の症状も改善しよう!」ということになりました。いつも多忙なためなかなかお越しになるのが難しい様子ですが、少しずつ少しずつ骨を動かして身体は軽くなっていました。しかし、自転車で転んでしまい、肘の痛み、首痛が強烈になり、これはまずい!!と思ってすぐにご予約を取り、緊急で来所されました。
「自転車で転んでしまったんですよ~!これはまずい!すぐに来なくっちゃと思ったんです!」
「どのように転びましたか?」
「右の腕のほうから転んで、肘を打って、頭も打ったのかな~?膝も打ってると思うんですけど・・・。結構派手に転んだのであちこち打っています!」
「今はどこが一番苦しいですか?」
「首ですかね~!右には向けるんですけど、左に向こうとすると首が痛いんです。あと、肘もとっても痛いんです~。」
自転車で転んで、全身を打撲(特に腕)し肘の痛みと首の痛みが激しくでてきていました。
「腕と首はとっても関係が深いので、首の痛みは主に腕の歪みから来てる可能性がありますね・・・。しかし、頭も打っているし全身打っているようなので、打撲した箇所を探しながら全身調整していきますね!」
腕に変形する歪み、脚の歪み、頭の歪み、肋骨の歪み、
「ここ打ちませんでしたか?」
とどこを打撲したかを全身を確認しながら進めます。打った本人は覚えていなくとも身体は覚えています。歪んでいる箇所を話すと、
「そこも打ちました!」
と思いだしていただける事が多々あります。今回もそうでした。
まずは大きく歪んでいた、腸骨の調整。自転車で転ぶ時大きな腸骨を打っていたようです。その後、頭の2番(おでこのあたり)を調整して、頸椎6番と7番を調整しました。頭を打った時に首にも負担が掛かって歪んでいました。その後、腕の調整に入ります。物凄い捻じれがあったので、大きく捻じれている歪みと転んだ時に脚も打っていたので同時に脚の調整をしてこの日は終了。
「そういえば、転んだあと目が左だけかすんでいたのがとれていますね~!うれしい!首も横に向く~♪肘は・・・。軽くなっているのですがまだ痛いです。」
「腕から落ちたようなので肘に相当の負担がかかっていたようです。肘も直接打っていますよね?」
「ええ、打っています。」
「大きな歪みをとってから、細かく調整していきます。打ってすぐですので比較的早く歪みはとれると思いますが、まだ大きく歪んでいるので調整が必要です。」
「わかりました!でも来るときに比べたらすごく軽くなっているわ!」
首の痛みは一回で取れたのですが、肘の痛みは残ります。その後も数回お越しになり、生活に不自由ないくらいまで回復しました。多忙なためなかなかお越しになれず、お越しになられた時には他の箇所を怪我されてそちらを調整したり、打った箇所が多数だったので腕の調整だけではなく他の箇所も全身見ながら打撲した箇所を一つずつ調整を進めていきました。肋骨、足首、頭蓋骨、仙骨、尾骨、と調整をしていきながら、腕も徐々に徐々に歪みを戻していたのですが、肘の痛みは完全にとれてはいませんでした。腕の大きな捻じれの調整は終わっていたので、後は細かい調整だけが残っていました。お客様も
「最初は肘の痛みもここら辺が痛かったんですけど、今はここだけが痛いんですよね~。ホントに、ここだけが動かした時に少し痛くなるのよね・・・。」
と痛みがピンポイントで特定されてきた事を自覚されていました。まだ歪みがある状態でしたので気になっていた所、先日予約の問い合わせがありお越しになることに。
「今日はそんなに身体辛くないんですよ!疲れると頭にくるのでそこが気になるのと20年前に怪我した膝ですね。おかげさまで肘は大分調子がいいです。まだ少しだけありますけど。」
この日は怪我もされずにお越しになり、腕の調整も細かいところに入ってきたので細かい調整をしました。すると、
「うん!痛くないですね!疲れもとれました!いつも辛い状態でくるから効果がすごくわかると思ってたんですが、辛くない時にきても気持ちがよくスッキリしますね!」
腕を動かし強くふっても大丈夫なようです。肘の痛みは消えたようです。
「それはよかった~!」
「何かあってもここがあるから安心ね!こちらの施術所を知っててよかったわ!」
大変うれしいお言葉をいただきました。いつもいろいろ楽しく興味深いお話をしてくださるのですが、この日もたくさんお話をして元気に帰られました。
東京都渋谷区恵比寿 HSTI東京 骨格調整所 櫻澤 健二