腰痛が主訴なのですが、
「どこらへんが痛いですか?」
と聞いても、
「ここらへん・・・。」
緊張しているのか声が小さく、
「どういう風にすると痛いですか??」
「う~ん・・・。走ると・・・。曲げても・・・。」
どうすると痛いのか等を聞いても曖昧な返事でしたので、お話しをしてすこしずつ聞いていきました。走っている時と前屈したりする時、バットを振る時に痛みがでる事を確認して、次は怪我歴を聞きます。
「足首骨折って書いてあるけど、どこら辺を骨折しました?」
「ここ。」
外側の踝を指して言います。
「サッカーで脚捻った時に骨折しました。後、捻挫を何回かしています。」
「よし!じゃぁ、さっそく始めよう!」
足首に大きな歪みがあります。足首には10番という番号が付いていて、兄弟骨に1番と5番があります。10番が動くと1番、5番と骨が動くのですが、腰椎5番と仙骨1番に歪みが大きく、痛みは腰椎5番の辺りにありました。まずは基本となる頭の調整。側頭骨が回転していました。小学生の時にしていたサッカーで激しい衝突がありその影響で歪んでしまったようです。その後、仙骨の1番と外踝を同時に調整して、肋骨10番の調整をしてこの日は終了。
「腰はどうですか?」
「来た時よりかは大分いいです。」
緊張もとれたのか少し声が大きくなりました。
「脚の骨のバランスで腰の骨が歪んで腰痛が出ていたみたいです。今日痛い所は触ってないのに痛み軽くなってますよね?大きな歪みは取れているので、軽くなっていますが、まだ歪みがあります。」
母「わかりました。ではまた連絡させていただきます。」
1ヶ月後、連絡がありお越しになりました。
「腰痛はどうですか?」
「あの後、1週間ぐらいは調子よかったんです。その後、バット振ったりはできるようになったんですけど、走るとまだ痛いです。後ストレッチしようと腰を曲げても痛いです。でも最初よりは軽くなっています。」
脚の調整をメインに施術を進めていきます。骨折をしていた外踝が変形していたので重点的に調整。それとサッカーで脛骨と腓骨も歪みがあったので調整。この調整で腰の骨が変わりました。腸骨の歪みがでてきたのですが、スライディングで打っているという事でした。腸骨の調整をして終了。
捻じったり、前屈をしてもらったりして確認してもらいます。
「腰、痛くないです。」
少し不思議そうな顔でした。
「階段の登り降りも痛かったのですが、それは今はないです。」
中学生からの腰痛なんて辛すぎます。これからまだまだ先があるのに腰痛がある事で悩みをつくって欲しくはありません。ですが、これで腰痛での悩みも解決!もし、新しい打撲をして新たな症状をつくっても僕達でカバーします!
東京都渋谷区恵比寿 HSTI東京 骨格調整所 櫻澤 健二