大学病院の整形外科に行っても改善しなかった関節痛

60代男性Sさん。
「去年の4月から手首〜肩が痛くなり何をやってもよくならないんだよ。その後関節という関節が痛くなって...」とおっしゃいます。

今までの治療歴を伺うと、まずは整形外科を受診。手根管症候群では?と言われる。その後、症状は良くならず、足首〜膝までもいたくなり関節という関節が痛むように。レントゲンやMRI検査を受けるものの異常なしと診断。去年秋にリウマチや膠原病の検査も受けるが異常なし。

その後、整体やハリにも行ってみたが、「やっているときから痛いし良くもならない」ということで足が遠のいたそうです。

Sさんの辛い症状は続きます。

夜中2時〜3時頃に肩の痛みで目が覚める毎日。起きたくても肩や肘の痛みが強すぎて動けない、という事が今年の2月頃まで続いた。その後多少眠れるようになったが、今も夜中2〜3回目が覚める。

五十肩用の漢方薬を飲んだり、サロメチールをお風呂上がりや目が覚めたときには塗ってその場をしのぐ...そんな日々を過ごす中、ネット検索でAZU骨格調整所を知りお越しになりました。


初回来所時、4−7−11ラインにて施術。頭部4番から調整スタート。「痛いのは肩や手首だけれども頭に先に調整した方がいい歪みがありますから、頭から始めますね」とお伝えするものの「???」のSさん。

顔面骨4番と右側頭骨4番の棚ずれを調整。肋骨11番、左側頭骨の後方変異、仙骨4番左外方変異、坐骨の前方変異、頸椎4番...と4−7−11ラインにて施術しました。


施術後。

「Sさん、ご気分は大丈夫ですか?痛みはどうでしょう?」

「んー、さっぱり何をされたのかもわからないし、まだ身体に効いているのかどうかも半信半疑。」

「そうですか。すぐに効果がわからなくても3回までは返金制度があるから、とにかくだまされたと思って続けてきてください!でも来るのであれば、間を空けないできてください。」

「え?そんな返金制度なんてあるの?そうか...じゃ、次の予約もとっていくよ。」

...と1週間後のご予約を入れてお帰りになられました。


今日、2回目の施術。前回、半信半疑で帰られたので私も内心ドキドキしつつお話を伺います。

「お身体の調子はいかがですか?」

「それが膝がものすごくよかったんだよ。今までは階段の上り下りでも一歩一歩響いていたのが全然楽でびりびりが少なかったよ。」

「本当ですか?!前回半信半疑で帰られたから、内心ドキドキだったんです。良かったです!」

「肩こりも少し残るけど、前は痛みが面で痛かったのが、今は線で痛い感じかな。」

「痛い範囲が狭くなりました?」

「そうだね。」

「夜はどうですか?肩の痛みで目が覚めますか?」

「うん、まだ目は覚めるけど、痛さが前と全然違うよ。前は目が覚めたらサロメチールを塗らないと寝られなかったけれど、いまは塗らないでも眠れる。それから、朝起きたときも今まではサロメチールを塗らないとダメだったど、今はナシでも大丈夫になったんだ。」

「本当に良かったです!もっと楽になって頂けるよう今日もがんばります!」


今日も前回の続きで4−7ラインで施術しました。下顎(顔面骨7番)からスタートです。ご本人の記憶には無いようですが、顎を打った事もありそうな骨格の歪みがありました。

左顎が前上方に歪んでいるのを戻します。その後、顎の兄弟骨である肋骨7番の歪みをブルブルと振動の入るブロックでじんわりゆっくりと調整。そして坐骨が左右とも内側に入っているのを大腿骨のねじれから取っていきました。


施術中、常に「次はどこを調整しようかな...」と考えているのですが、今日のSさんの施術中に、Sさんの両肩が内側に入り込んでいる感じも気になり始めました。

「Sさん、こうすると(肩の付け根を外に出すように腕をひっぱると)楽じゃないですか?」

「あ、それ気持ちいい。」

「やっぱり。Sさんの両肩が内側に入り込んでいるので、これも出したいですね。」

「へぇ。肩が入ってるんだ。どおりで横向きで寝ると痛いんだよ。横むきだと肩が痛くて眠れないんだよ。」

「肩が入っているのを引っ張りだしたら、また身体が楽になると思いますよ。次回は肩の施術しましょうね。」


施術後、「前回は全く何されているのかもわからなかったし、気持ちよくもなかったけれど、今日は少し気持ちいいとかそういうのがわかったよ。」というSさん。

帰り際、「前は首も回らないから後ろもみれなかったんだ。でもほら、みれるようになったんだよ。」と笑顔で教えてくださいました。

そして靴を履きながら 「前は膝も曲がらないし指も動かないし首もきつかったから、靴を履くのも大変で一苦労だったんだ。でもこうして履けるようになりましたよ。」と嬉しそうに みせてくださいました。

今まで辛い症状で悩まされてきたSさんに笑顔が戻りました。まだまだ調整は始めたばかり。Sさんがもっともっと楽になって痛みの事なんて忘れちゃうくらいになるようにがんばるぞ!...と決意を新たにしたAZUなのでした。


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