右腕のしびれ 上腕骨から右側親指にかけてしびれのような違和感を訴えて来所されたTさん(40歳女性)のお話。
5月にぎっくり腰で来所されたTさん、いまではすっかり改善し、先週(8/3現在)まではなんの違和感もなくすごしてこられたらしいのですが、先週バレーボールの練習のあとから、右腕にしびれ、しびれるような、感覚が麻痺するような逃げようのない違和感に苛まれていたそうです。
3ヶ月前にぎっくり腰で来所された際に調整させて頂いた骨盤まわりにも、まだゆがんでいる部分はありますが、いまのところ緊急性を要するほどではなさそうです。
右腕のしびれということですが、どんなきっかけでしびれがでてきたのかを全く心当たりがありません。
「バレーボールの練習中に転んだり、突き指だったり、レシーブの際に肩をぶつけたりしませんでしたか?」という問いにも
「ないんですよ~、ぜんぜん、自覚がないんですよ~」。
困りましたねぇ、でも大丈夫です。こういう場合は前回のぎっくり腰の時に教えて頂いた打撲歴をカルテからもう一度おさらいしていくと謎が解けていきます。
Tさんの5月に起きたぎっくり腰の施術内容を上記に記したリンクからご覧頂けます。
過去の打撲歴や、ここで行われた施術歴、改善の流れに注目していきますと、ある法則性に気付きました。Tさんの身体のゆがみはHSTI骨格調整法でいうところの1-5-10ラインという骨のゆがみのパターンに当てはまっています。その1-5-10番のラインのゆがみを整えてきた結果、Tさんのぎっくり腰の症状は消え去りました。いまでは全然痛くないとのことです。
このデータを念頭に置き、身体全体のゆがみを読んでいきますと、やはり肋骨全体において未だ手付かずの部分の1-5-10番ラインのゆがみが大きく現れていました。特に肋骨1番、胸椎1番は大きくゆがんでいて、ご本人も、「右肩から右親指にかけて、痛いのか、しびれてるのか、自分で触れてもわからない嫌な感じなんです」とおっしゃいます。このゆがみとTさんのコメントはものすごく関連している所ですので、ベールにつつまれていた調整ポイントがだんだんと姿を現して参りました。
施術の流れは、肋骨の1番から12番の間で比較的大きなゆがみをもっているポイントを、HSTIGマスターテクニックという肋骨に効果的にアプローチする施術を行っていきました。肋骨下部、中間部、上部というようにトータルにつがみをとりのぞいていきながら、腰痛再発防止のケアとして1-5-10番ラインにも含まれる足首のゆがみも施術していきました。
「あぁ~、いい気持ちですぅ~」。
「しびれはどうですか?」
「う~ん、楽になってます(笑)」といういい感触を掴みながら、最後に肋骨1番のゆがみを取り除いて本日は終了。施術終了後に、感想をお聞きしたところ「うわぁ、わかる、感覚があるぅ、実はさっきまで自分で右腕に触れても感覚がなかったんですよ(笑)」。
こういうコメントは嬉しいですね、しびれや麻痺している感覚を骨格調整によって、改善していけることを感じて頂けた嬉しい瞬間でした。
Tさんは、残りのゆがみも綺麗にしたいということで、自ら次回の予約を入れられて、「早く息子も連れてきます」というお言葉を残して、台風が近づく沖縄の空模様の中、帰途へとつかれました。
このようにいい結果をもっともっと出して行きたいですね、今回も読んで頂きありがとうございました。
沖縄県浦添市 HSTI骨格調整シャトル・ケア 當山 貴史