腫れあがった膝、足を曲げることもできず、歩くのもビッコを引いています。
変形性膝関節症の初期の状態になってしまった、Aさんのお話しです。
「膝がまがらなくなってしまって、痛いしひざまずきも出来ない。」
70代女性。スポーツ好きで、陸上、バレーボールと学生の頃は過ごし、今では、ダンスをなさるという、活発なAさん。
「なにかしたわけでもないのに、日に日に痛みが増してきて、ほら、見て、腫れてるのよ。」
膝の下は、水がたまったような膨らみがあり、膝の内側は黒ずんでいて腫れています。
整形外科で診てもらったら、
「特に水がたまっていることもないです。」
と、湿布薬と筋肉マッサージ的なものをするだけとのことです。
「一向に良くならないし、やっぱり骨だわ、と久しぶりに来たのよ。」
以前も脚の痛みでお越しいただいていたAさん。今年初めての来店です。
早速調整していきます。
膝は、デコボコになっていて、内側に大きく傾いていましたので、
膝を元の位置にもどすよう、少しづつ回すように調整しながらヒ骨、ケイ骨、大腿骨 の大きなゆがみも取り除きます。
それに加えて、頭部の調整です。
1回目では、少し楽にはなったものの、まだ痛みがありました。
2回目来店時、坐骨神経痛のような、ピリピリ感が走り、脚の付け根からひざまでの痛みがたまらないとのこと。
みてみると、もどしたはずの大腿骨に、細かいゆがみが出ています。
「Aさん、マッサージはまだ通っています?」
「ううん、いまは、自分で家でやっているよー。塗り薬をこうしてこうして・・」と、グイグイ大腿骨を押しています。
「あーーー、Aさん、このやり方ですと骨ゆがめてしまいますね。」
「こんなんじゃダメ?」
「はい・・・なおしたところ、また、ゆがみ出てきています。マッサージで骨を余計ゆがんでいく方向へ押してしまっていますね。今日調整して、最後に塗りこむ時に気をつけてほしいこと、お教えしますね。」
膝、大腿骨、ヒ骨、頭の調整をすすめていきました。
「どうですか?」立ってもらいます。
「あっ、ここの痛いのは無くなった!」 と 大腿骨をさすります。
「ピリピリはしなくなった?」
「うん、この辺のピリピリして痛かったのは無いね。ここは、まだ痛いかな。」
まだ、中に入り込んでいる膝の内側をさすります。
「そうですね、ここは、もう少しやっていきましょうね。」
そして、今の骨のゆがみの状態と、薬を塗るときにマッサージをするのならば、骨が戻るように誘導しながらだと大丈夫なんでと、塗り方の方法を話しました。
3回目来店時
「ひざ、曲げられるようになったよ!」 と嬉しそうにおっしゃっていただきました。
「ほんっとに!よかったー、うれしいですね。」
「うん、足も、引きづらないし、ほら、曲がるでしょ」 と、しゃがんで見せます。
まだ、違和感は感じるとのことで、調整をすすめていきます。
激痛がある、ひざ内側のへこんでた部分の骨も出てきました。
あと少し、まだへこんでいる部分が出てこないのですか、もうすぐです。
脱・変形性膝関節症!
しっかり骨を戻して、またダンスを踊ってほしいです。
沖縄県中頭郡北谷町 HSTI骨格調整センター・コア 外間尚子