浦添市の中学に通う3年生の男子A君。8才から現在までスイミングをしており、大会に積極的にでています。最近1週間、右股関節痛が続き、大会前の調整のためにご家族でシャトル・ケアにいらっしゃいました。
お母様がシャトル・ケアのホームページ内にあるスクリーニングシートを記入してお持ちくださいました。シートを拝見すると、A君の打撲歴、事故歴の欄は3才に幼稚園の3階から落下して窓と冊子の間に肋骨でひっかかって止まったこと、友達とケンカして投げ飛ばされて机の角に後頭部強打などで埋め尽くされていました。
「Aくん たくさん怪我をしていますが、今日はどうですか?」
Aくん「特にはないですね。」
母「最近、股関節が痛いっていってたじゃない!」
Aくん「今日は痛くない。」
母「この子 先週位から股関節が痛いみたいなんです。」
「そうですか。 Aくん股関節のどのあたりが痛くなるの?」
Aくん「このあたり(右股関節)」
「このあたりね。 今日は痛くない?」
Aくん「うん」
「どんなときに痛くなるの?」
Aくん「歩いたり泳いだりする時に、ひっかかって痛くなる。」
「そうなんだ わかった。股関節が痛くても痛いところだけではなくて、肩や頭も調整したほうが股関節痛がでにくくなるからさ、今日は身体全体を調整しようね。」
Aくん「うん」
立位で確認すると
「Aくん このあたりが痛くなるの?」
Aくん「いたっ!」
触るだけでも痛いようでした。Aくんの右股関節は開いて後ろにゆがみ痛みをだしていました。
「Aくん 平泳ぎもやる?」
Aくん「うん 平泳ぎやるとメッチャ痛くなる。」
「そうなんだ 股関節が開いて後ろにずれてるから痛くなってるね。今日は股関節から調整するね。」
股関節の開きをあおむけで調整して再度確認します。
「Aくん まだ痛い?」
Aくん「ちょっと」
Aくんの右股関節痛の原因は過去の怪我や打撲による肋骨のゆがみでした。肋骨が左右非対称で右肩が2cmほど低く、その影響で骨盤も右下がりになり右股関節痛になっていました。そのため股関節に関係する肩も調整。
Aくんがスイミングの後に股関節痛がでる場合の自宅で出来る調整方法を伝え施術を終了しました。
その後5回の調整をしたAくんの肩の高さは左右対称に近づき、右股関節痛は気にならなくなりました。そして、お母様から「Aが先月の大会で自己新記録をだしたんです。」との嬉しいご報告をいただきました。