左側の首が痛いということで来所されたAさん女性30代後半。首の痛みを改善させる旨の施術をしていきましたら耳鳴りまで消えていたという症例改善例です。今回は一回の施術でこのような結果を生むことができたので紹介させて頂きます。
30代女性Aさんの首痛/首の痛み、そして耳鳴り
Aさんは初めての来所の際に[左側の首が痛く、左腕、耳が痛い。時々耳鳴り]とカルテの症状欄に書いてくださいました。10年前に右腕全体が痛くなり、「東洋医学療法の療術院で首の方でスジを圧迫している」と言われその同時期にレントゲン検査では、「腰椎に歪みがある」という事も言われたそうです。
現在は痛みが左側にきているという状態。
打撲歴を聞いていきましたところ、
○高校時代に自転車で2人乗り時に、2mくらい下の畑に落下。正面から落ちるような形で脚を打った記憶があります。
○過去に足首のねんざ(捻挫)もしているかもしれないとのことでした。
首に痛みが出ています、そして打撲歴の記憶からは脚、足首を強打し、長年溜め込んだ下半身の歪みが、体の上部へと(頭部や首、腕、耳)移動していると考えられます。これは、骨格が歪み体が歪んでも脳が水平/垂直を保ちたいがために、他の部分を歪ませてバランスを保っていくからだとこれまでの考えます。
以上の事を頭にインプットして、施術に入っていきました。まずは側頭部の大きな歪みをじんわりと戻していき、首の緊張をやんわりと緩めていきます。そして、落下した時の衝撃をうけた骨盤の調整。ここでは仙骨、大腿骨、足首という流れで施術していきました。そして、痛みのある首の骨、頸椎。
HSTIには脚、足首の歪みは5番という番号のついた骨の歪みが関係するという考えがあります。ここまで施術してきた場所も5番にちなんだ仙骨5番、脚、足首という流れの中にあります。次に施術した頸椎にもやはり5番に痛みと歪みが出ていたのです。このような論理で歪みのパターンを予測し、確認し、実行していきました。最後には肋骨の5番も施術致しました。
この初回の施術から一週間後、Aさんから予約の連絡があり、二度目の来所となりました。
「首の痛みはいかがですか?」とききましたところ、
「次の日は背中に少しを痛みを感じたんですけど、その後からは首も楽になって、・・・それと耳鳴りがないんですよ。
耳鳴り消えました、ほんとに、すごい、よかったぁ〜〜」というようなコメントを頂きました。
読者の皆さんは、『何故?なんで耳鳴りが消えたの?』と思っているかもしれません。それは側頭骨の歪みに隠されています。これまで私も含めHSTI骨格調整において耳鳴りの症状は側頭骨の調整により改善されてきた結果がございます。
耳は側頭骨(頭の両サイドの骨)の真ん中にあたりに存在します。この側頭骨が、下半身の歪みにより上に記したようにバランスをとって歪んでいたのでしょう。この歪みによりAさんは耳鳴りに悩まされていたと考えられます。初回の施術で一番最初に側頭骨を調整したことにより、耳の周りの歪みが改善され症状が消えたのでしょう。
今回も、自転車で落下したという記憶が、Aさんを首痛と耳鳴りから解放してくれました。
同じような悩みを抱えて方も一度ご自分の打撲歴、打ち身、やんちゃなことをした事などを一度思い出してみると思わぬ結果が生まれるかもしれませんね。今日も読んでくださいましてありがとうございました。
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