肩こり、首こり、腰から脚にかけてジンジンするようなしびれがあるAさん。
とくに最近この症状がひどくなるそうです。何度も、マッサージやエステ、針治療を通っていたのですが、一時はいいものの翌日になると、またいつものような症状に戻ってしまいます。
「以前は、身体 を休ませればすぐ治ったんですけど、最近は痛くてしょうがないです。」
立位でチェックしていくと、右肩がずいぶん下がり、肩甲骨の高さも左右で違います。頭は左側にかしげているような傾きがあります。腰もウエストラインで高さがアンバランスです。
仕事上重たい荷物を運んだりするので、仕事がキツくなると身体もしんどくなると言います。Aさんの打撲歴が、脚の骨折を２回、２年前に手首の骨折がありました。
「手首の骨折は、どうやって骨折したんですか？」
「転んだ時に手をついた反動でポキッとなっちゃいました。とっさに左手で支えようとしたら全体重が手にかかって折れてしまいました。」
上部肋骨を確認すると、上下のゆがみが大きくあるのは、この打撲歴の影響と考えました。上部肋骨でゆがみがあると、その上にある頸椎も相当のバランスをとってしまいます。
「転んだときの衝撃で、肩の周囲のゆがみが大きいようです。肩、頭がい骨の調整を進めていきましょう。」
肋骨の２番、頸椎、関連する頭がい骨、仙骨の調整を行いました。脚の骨折もあるので骨盤や脚のゆがみが、さらに上部肋骨のゆがみを大きくしているようにも見えました。
肩の周辺と骨盤を調整すると、右肩の下がり具合が和らぎ、肩甲骨の高さも始めに比べ左右差がなくなってきました。終了後、立ってもらうと
「あ〜！さっきと全然違う！肩と首が軽いです。さっきまでここ（肩）が張って硬かったですよね〜。今柔らかくなってますよ。」
「よかったですね〜。手首の骨折の影響か、肋骨の上部が大きくゆがんでいたので、痛みを出していたかもしれませんね。でも、まだまだ調整はこれからです。ゆがみのない身体を目指していきましょうね。」
初めは、調整後、２～３日は肩の軽さが持続していて４日以降から次第に肩、首のキツサが出てきていましたが、施術後の身体の爽快感をとても気に入って頂き、週に1回のペースで来店することとなりました。以前にあった腰から脚にかけてのジリジリするようなしびれも、調整の回数を重ねるにつれて薄らぎ、翌日に元に戻っていた痛みも、だいぶ減ってきています。
「私、エステも一年くらい通ったし、針治療もずいぶん受けたのよ！骨のゆがみって大変なのね～。ここにきてずいぶん楽になったわ。」
と嬉しいお言葉をいただきました。毎回調整が終わった後のAさんの喜ぶ顔を見ると、私のほうこそ力をもらえます。
沖縄県中頭郡北谷町HSTI骨格調整センター・コア 上里 綾乃
