「いやぁ、よかったですよ!膝の痛みが楽になりました!」

2年前から辛い右膝の痛みをかかえていた70代男性Nさん。「レントゲンを撮ってもらったら骨の間が狭くなっている、と言われました。こういうのもこちらで良くなるんでしょうか?」...とお越しになりました。
Nさんの骨格を拝見すると、足首周りのねじれがとても大きく、右足の外くるぶしが大きく後方変位、そして右足が外にねじれるように内反していました。

まるで大きな捻挫をした場合の歪みとよく似ていますが、捻挫等の記憶も無いといいます。どうやったらここまで大きくねじれるのか?と考えあぐねていたところ、ピンとひらめきました。

Nさんは配送のお仕事をされていて、毎日軽トラックを運転しています。

「Nさん、アクセル踏む時に、足をこんな形にしていませんか?」とNさんの足のねじれを真似してみせると、

「あぁっ!してます、してます。いっつもそんな感じでアクセル踏んでいます。」

「多分、足のねじれている原因は毎日のお仕事で運転されている時のアクセルを踏む事だと思います。もうずいぶんと長くこのお仕事されていらっしゃるんですよね。」

「そうですねー。この歳ですから。だいぶ長い事、毎日毎日運転しています。」

足がねじれていると膝にかかる負担も大きくなります。初回は右足首周りのねじれを小さくする事に長い時間をかけ、プラスαで頸椎の関連する場所の骨格を調整しました。


その1週間後、2回目の来所時。
「いや〜、膝すっごく良かったですよ。助かりました。膝の痛みが楽になって、嬉しかったです。」

ホッと一安心しましたが、詳しく伺うと「まだ膝をつくのと、右足を上げての爪切りが大変」とのことで、継続して施術。2回目は膝下の骨(脛骨、腓骨)や足根骨、足の指とやはり足回りを中心に施術。関連する場所も頭部と肋骨を少し施術しました。

「Nさん、歪みが少しずつ小さくなっていますから、ご自分で運転する時も前と同じように歪めないように気をつけましょうね。」

「はい、あれから気をつけているんです。変な風にアクセルをふまないように意識しています。」


3回目来所時には、「爪を切る姿勢も大丈夫になりましたよ。肩こりも気にならなくなりました。」と満面の笑みでのご報告。

3回目は足のねじれがだいぶ小さくなってきていたので、全身のバランスを整えるように調整しました。3回目施術後はとても調子が良かったらしく、2年間悩まされた膝痛も1ヶ月ちょっと快調だそうです。

まだ骨格の歪みがありますから、調子がよくても時々は身体のメンテナンスもかねてお越しいただけると、いい状態をキープしたまま過ごせると思います。


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