腰痛、休みながらしか歩けなかったのにスタスタ歩けるよ~

5年前から腰痛があり、だんだん腰が曲がってきたと話すAさん。
立位の状態でも、体幹が大きく左側に傾き、休みながらじゃないと長距離の歩行はすぐに腰が痛くなってしまいます。

 

「腰を打ったことはありますか?}

 

「いいえ。ないんですけどね~。年ですかね~。」

 

打撲歴が思いつかないので、調整をすすめながら聞き出すこととなりました。お身体をチェックすると頭がい骨もゆがみが大きく、耳の高さが左右で違います。頸椎もバランスをとっているせいか左側に側湾したゆがみが確認出来ました。

 

「小さい時に頭を打ったり、尻もちしたことはないですか?」

 

「覚えてないけど、小さい時は尻もちは何度かあったんじゃないかな?昔はね~、親の仕事の手伝いで重い荷物を頭に乗せて、プルプル~しながら長い道のり歩いたよ~。」

 

 

十数キロある荷物を頭に乗せて、市場まで運んだり小さいながらも大人並の仕事を任されていたそうです。

 

 

「あの頃はね~。若いからなんでも出来たよ~。パワーがあるさ~ね。だ~今は、歩いたら腰も痛くなるしあっちこっちガタがきてるさ。」

 

 

「小さい時から、重たいもの持って仕事してたんですね~。すごい。首にも負担かかるし大変だったでしょ。その頑張った時のひずみが頭と頸椎に相当負担かかったと思われます。腰のゆがみと関係してくるので、頭からの調整を進めていきますね。最後に腰椎を調整します。」

 

 

うつ伏せになると、体幹のうねりが小さくなり、頭がい骨、頸椎のゆがみが大きく残ったので頭部、頸椎の調整を進めていき、腰椎の左側に傾いたゆがみを少しずつ調整していきました。調整しながらも昔の話を聞かせてくれます。

 

 

「あの時はよ~大変だったよ。生活するのに必死さ~ね。首も肩もしょっちゅう痛くなったけど子供のうちは寝たらなおるからね。でも、やっぱり無理してたんだね。」

 

 

「でも調整したら、腰も軽くなって、今よりも歩きやすくなると思いますよ。」

 

 

数回調整した頃、Aさんから
「この調整してから、だいぶ歩きやすくなっているよ。ここにはバスで来るんだけど、バス停までの道のりは休みながらじゃないと辿りつけなかったのに、今は、休まなくてもバス停までスタスタ歩けるよ~(笑)」

 

嬉しい感想をいただきました。以前に比べ、少しずつですが、体幹の傾きもバランスが良くなってきています。Aさんは腰の痛みが良くなったら、お友達とウォーキングをしていそうです。Aさんの目標に向けて着実に近づいています。

 

 

沖縄県中頭郡北谷町HSTI骨格調整センター・コア  上里 綾乃

HSTI症例カテゴリ