一日に鎮痛剤を何度も飲むAさん。一年前からこの症状に悩まされています。
薬を飲むタイミングを逃すと、2〜3日は激しい頭痛がでて、薬も効き目が無くなり、夜も眠れず、仕事も行けず、動けなくなるそうです。
「CTやMRIを撮って検査しても何も異常はなかったので、鎮痛薬で様子を見るように言われています。でもお薬も効かないことが多くって痛くなる前に飲まないと、キツくなると思ったら怖くって・・。」
Aさんの顔色も少し青白く、声に張りがありません。
「辛かったですね〜。頭が痛い時は、なにも手につかないですものね。早く痛みが取れるように頑張りましょう。今日のAさんの状態はどうですか?」
「今日は少し頭が痛いです。この前兆を逃すと余計に痛くなるので、もう薬を飲んで来てしまいました。」
「飲んでても大丈夫ですよ。では、お身体チェックさせてくださいね。」
Aさんの打撲歴が、小さい頃右目を強打しており、それ以来視力も左右で差があります。
チェックすると、後頭部の5番、3番でゆがみがありました。
「Aさん、のぼせやすかったりしますか?」
「はい。首のあたりからボーッとしてきて、頭が締め付けられるように痛いです。」
「後頭骨の5番がゆがむと、のぼせた感じや頭痛なども起こりやすくなります。それと、小さい頃に目の付近を強く打っているので、目の後ろの後頭骨3番もゆがみが大きいですね。」
「じゃあ、視力が落ちたのもこの影響ですか?」
「はい。それも考えられます。頭部だけじゃなくて、身体にも5番、3番に関係する骨格はありますので、調整してきますね。」
Aさんには、1-5-10番の歪みのパターンと、3-8番のゆがみの2つのパターンが存在しました。打撲歴で、目の付近を打撲していることから、3-8番のゆがみを中心に整えていきました。
後頭骨、頸椎、肋骨、仙骨と関連するポイントを大きなラインから調整し、初回の施術は終了しました。
2回目の来店時、再度頭部の確認を念入りにしていきます。
「ホントにこの痛みって取れるんですかね〜?」
心配そうに話されるAさんに
「私も早く痛みが取れるように頑張りますから、Aさんももう少し頑張ってもらえますか?」
励ましながらすすめていきました。
まだ頭痛が相変わらずある状態でしたので、今回はもう少し細かく頭部の調整をしていきました。Gマスタープラスの「Jの法則」を使い、側頭骨の上部を丸い形に整えていくように調整していきます。頭部には存在する番号が数多くあります。頭頂の中心軸を整えていくように調整を進めていきました。
始めは、この調整でホントに良くなるの??という半信半疑のAさんでしたが、受ける度に少しずつ痛みの度合いが緩くなっていくのが分かったと言います。
ある日Aさんから
「お薬も毎日何度も飲んでいたけど、今は一日1回に減りました。今では念のため飲んでいるんですが、そろそろお薬とサヨナラ出来るんじゃないかって期待してます。」
完全に痛みが取れるまで、あともう少し。Aさんも今は「ここで改善できる。」という確信を持ってコアにいらっしゃいます。
Aさんの笑顔が見れるようにこれからも精一杯サポートします。