「うちの息子が学校で転んで後頭部を打ったんですけど、その後遺症なのか、あれからヒドク頭痛がするみたいで、検査しても異常がないとは言われているんですが、こういう時も調整してもらえますか?それとも安静にしてた方がいいんでしょうか?」
心配そうに話されるお母様。
お母様はコアに通われて1年ほど経ちます。今度は息子の猫背をどうにかして欲しいと一緒に来店されていた矢先の出来事でした。
「相当な衝撃だったのか、気を失って病院に搬送されて、退院しても頭痛がひどいみたいなんです。再度、病院で診てもらったんですけど、やっぱり異常なしだから、医者には『たぶん首のねん挫でしょうね』と言われました。」
動くと頭がジーンと重く痛みがでるので、部活も体育の授業も長いこと休んでいる状態です。
食欲は大盛なのに動くと頭痛がする・・。クラスメートからは「怠けている」という風に映ってしまい、A君もそれを気にして頑張って授業を受けるのですが、やっぱり痛い・・。A君の焦りも伝わってきます。
「そうですか、頭を強く打っているので、頭部の調整は必要だと思いますが、今のA君のお身体の状態を動かしていいのかどうかお医者さんに承諾を得てもらったほうが、安心して調整を受けていただけるので、次の検診の時にお医者様に相談してもらえますか?」
1週間後、病院での検診でお医者様に相談をしていだだきました。もちろん、身体に無理のないような調整であることもお話ししてもらいました。 お医者さんからのOKサインが出たので、早速、調整を受けにお母様と一緒に来店されました。
チェックしていくと、頭部のゆがみが大きく、側頭骨が開いて角張ったような頭をしています。強く強打した後頭部の3番、4番を整え、角張った頭のてっぺんをまーるく形を整えていくように調整していきました。
はじめは調整しても、すぐに痛みが取れるわけでもなく、回数を重ねながらの根気勝負でした。お母様に強制的に連れられて調整を受けられている状態で、毎回調整ポイントを説明しながら、大きくズレた側頭骨のゆがみを取るように施術していきました。
お母様もA君の状態が良くなればと必死で、人から聞いて良しというものは、みんな試したと言います。
ある人から「頭を打った衝撃でビックリして、まぶや〜(魂)が落ちてるんじゃないか?」と言われては、専門の人にまぶやー汲みをしてもらったり、いい病院があると聞けば、すぐに受診したりと一生懸命でした。
あれから3ヶ月・・。
調整を週に一回のペースで通ってもらううちに、A君に変化が見られました。少しずつですが調整後の頭と身体の軽さを感じられるようになり、頭痛も軽減してきました。長い間休んでいた体育の授業や、部活動にも参加してもさほど痛みを感じなくなりました。効果が感じられると、今まで強制的に連れてこられたA君も自ら「また来週もコアに連れて行ってちょうだい。」と母親にお願いするようになったといいます。
ある日、お母様から
「皆さんのおかげで、息子は半年ぶりに部活にも復帰することが出来ました。全然身体を動かしても大丈夫な様です。今はみんなに追いつくために、部活終わっても走り込みしてますよ(笑)」
お母様も安心したご様子でした。今回の調整を通して、親が子を想う姿に胸を打たれました。痛みが取れなくても、すぐには諦めなかったお母様に感謝。
最近は、A君も部活が忙しくてなかなか来店出来ません。
元気の証拠でなによりです。