左膝の痛みと右肩の痛みを気にしてお越しになったKさん、30代女性。2回目来所時のお話です。
「おかげさまであれから右肩の痛みは気にならなくなりました。でも、左膝の痛みは残りますね。特に正座をする時、膝をつくとピキッと痛みが走るんです。」
打撲歴を伺うと、Kさんは以前犬のケージをまたごうとして膝を強打した事がありました。左膝の痛みが出る場所を確認したところ、その部位が上方変位しています。ケージをまたぐ時にぶつけた場所のようです。
「Kさん、やっぱり膝のぶつけた所が歪んでいますね。」
「そうなんですか?ぶつけると骨って本当に歪むんですね。」
「そうなんですよ。強くぶつけた所は歪みます。痛みが取れると「もうなおった〜」と思いがちですが、歪みだけはしっかりと骨に残っているんです。今日は前回の施術のつづきと、この左膝の歪みを取り除いて行きましょうね。」
「この押し方は痛くないですか?」「はい、気持ちいいです〜」こんな会話を繰り返しながら痛みがないことを確認して、施術をすすめていきます。
打撲などで歪んでしまった骨をじんわりと押しながら正しい位置まで戻していくのがHSTI流。
正しい位置に骨が戻って行くときはとても心地がいいのでKさんもスヤスヤとお休みになられていました。
左膝の歪みを取り除いた後、左膝と関係の深い、仙骨1番、肋骨1番、頸椎1番を整えていきました。
「Kさん、そーっとでいいので膝ついてみてもらえますか。」
「はい。」(恐る恐る膝をつくKさん)
「あ!痛くない。大丈夫です!」
「よかった。膝の打撲箇所はやはり骨が歪んでいましたから正しい位置に戻しています。そして膝だけでなく、膝とバランスをとり合う兄弟骨の部分も併せて調整していますから、全身のバランスも整って身体も楽になると思いますよ。」
「嬉しいです。そうそう、この前も施術を受けた日は身体が軽かったです。不思議なものですね。いつもは仰向けで寝れないのが、仰向けでぐっすりと夜熟睡できたんですよ。ありがとうございます!」
埼玉県川越市 HSTI・AZU骨格調整所 番場あずさ