「左腕のしびれが辛くて、毎晩のようにお酒を呑んで誤摩化してるの、お酒を呑まないと眠れないくらい痛くて、大変なの」と友人に心情を吐露したところ、HSTI骨格調整所 月の庭を紹介され来所されたAさん女性50代(八重瀬町在住)の改善例です。
紹介者からそんなAさんのお話を伺った時に、これは大変だと思いました。このままだと腕のしびれ以外でも健康を害してしまうと考えたからです。
Aさんが初めて来所されたのが、2012年1月。症状を聞いていきましたら、頭痛、首の痛みや突っ張り、上記のしびれ、肩こり、長期間なやまされている腰痛もあるとのことでした。
打撲歴は、
○22歳の頃、車を運転中、左折しようと減速した際に後続車に追突されています。
その後に視力が低下。
○23歳で白内障が発症しています。白内障は根本的な原因は解明されておらず、水晶体の細胞同士の接着直が弱まったり、水分の通りが悪くなったりして起こるのではないかと言われているそうです。
発症は45歳以上の中年に多いとされており、Aさんの発症時期は極めて早いため、追突事故の影響があるのではないかと頭の片隅に置きながらお話を伺っていました。
○40代で左側の側頭骨を壁にぶつけた記憶があるそうです。
○2004年頃、階段から落下し、左足を骨折しています。
このようにHSTI はお客様が抱える症状を起因させた原因(骨のゆがみが出来たきっかけ)を、インタビュー形式で探ってまいります。このインタビューで得られる情報は私たち骨格調整士の仕事のスピードを速めるだけではなく、お客様の症状を和らげるスピードまでも速めます。
症状は結果、原因はゆがみであるととらえ、原因を取り除けば、おのずと結果は改善可能であると考える原因療法なんですね。
ですから、打撲歴を思い出すのは面倒な作業かもしれませんが、お客様の時間と経済的な部分を節約するためにもご協力お願い申し上げます。
さぁ、Aさんの身体のゆがみを読んでいきますと、頭部、頸椎、そして骨盤にゆがみがみられます。首と頭部の境目である頸椎1番は特に後方かつ上方へ変異しています。
肩こりや腕のしびれを引き起こすには十分な歪みです。
しかし、Aさんは首(頸椎)自体を打撲した経験はありません。ではなぜ頸椎にゆがみが生じたのでしょうか?
頸椎や腰椎は身体の中でもとても細い部分です。しかも、頭部や肩、骨盤よりはやや中心部に内在するのでぶつかる可能性も少ないですし、自ら衝撃に対して防御しやすいところです。
にもかかわらず、頸椎間板ヘルニアや腰椎間板ヘルニアでお悩みの方はごまんとおられます。
ここで推測できるのは、おとなりの大きな骨、頸椎でいえば頭部や肩(肩甲骨や肋骨など)、腰椎でいえば骨盤や肋骨下部などのゆがみができる際にしわ寄せをくらうような形でゆがんでしまったのではないかと考えます。もちろん頸椎や腰椎を直接打撲するというケースも念頭に置きながらです。
Aさんは、これまで階段から落ちて骨盤を打撲されたり、交通事故で追突された際に、身体全体に大きな衝撃を受けています。骨盤のゆがみは、肩甲骨や頭部の骨と連動する傾向にありますから、頭部や骨盤からの影響で頸椎や腰椎にゆがみが生じ、肩こりや腰痛、そしてしびれを引き起こしているのではないかと推測されます。
Aさんは、これまで階段から落ちて骨盤を打撲されたり、交通事故で追突された際に、身体全体に大きな衝撃を受けています。骨盤のゆがみは、肩甲骨や頭部の骨と連動する傾向にありますから、頭部や骨盤からの影響で頸椎や腰椎にゆがみが生じ、肩こりや腰痛、そしてしびれを引き起こしているのではないかと推測されます。
そして腕や脚のしびれのある方々に多くみられるケースが、上腕骨や大腿骨が開いたようなゆがみを持つところです。腕の場合、私は勝手に「腕のガニ股」と名付けていますが、上腕骨が外方に回旋するように開いている状態です。 40肩や50肩の方にも共通しますが、こういうゆがみがあると20代の方でも肩は上げづらくなります。
試しに上腕骨を開いた状態で腕を横に上げてみてください。腕が上げづらくなることを体感できるはずです。夜眠りに着く際に、大の字ではなく、両手をおへその上あたりに置いて寝るだけでも「腕のガニ股」にならないように予防できるかと思います。
さて、ここで施術の方に話を戻しますが、初回は上腕骨に近い肋骨の1番を調整しながら複合テクニックで骨盤も施術していきました。
その時点で頸椎の1番の痛みはなくなりつっぱりも改善されていきました。続いて上腕骨の骨頭部を内側におさめていきながら同時に肋骨の二番も調整していきました。
初日はここで終了。
週に一度のペースで通って頂き、二回目は側頭部をJの法則というHSTIのGマスターテクニックで施術。
「最近ベッドからスムーズに起きられるようになりましたよ、よかったぁ。腰痛にはずっと悩んでいましたから」といおっしゃっていました。
3回目の来所時には「先生、腕のしびれはとれて眠れるようになりました。」友人には「あんたどうしたの?なんか調子良さそうで?もう身体辛くないの?」と聞かれるようになったそうです。
そして四回目の来所時に「先生、肩こりがすっかりなくなって、前に診てもらっていたお医者さんに話したらびっくりしていましたよ。」
「先生、私今後はダイエットしたいんですけど、今度はお顔のゆがみ(Jの法則による頭部の調整)も調整お願いします」とのこと。Aさんには白内障の発症という経緯がありますので、私も異論も無く進めさせて頂いております。
今回は長い文章になりましたが、腕のしびれを改善させるプロセスの中で肩こりや腰痛、首の痛みなどの症状も改善されてきましたので、骨格の連動性と原因を取り去ればおのずと結果としての症状も改善されるという事をお伝えできればという事で書かせて頂きました。お役に立てれば幸いです。
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