左のおしりをぶつけてから、右側のお尻から右足全体が痛みがあり、痛み止めも効かないほどの痛みとしびれ。
3月末には病院での手術を勧められいましたが、手術を回避することができました。
Mさんは一月ほど前、雪道で足を滑らせて転んでしまい、左のおしりをぶつけてから徐々に痛みが増していきました。
病院にいくと「尾骨の上の骨がズレて神経を圧迫していますね。このまま痛みが引かないと、手術した方がいいですね」というように言われたそうです。
Mさん「なんかなー、手術しても成功するかわからん、っていいよんねん!そんな手術して切りたくないわー、先生、どうにかお願いします。」
打撲歴を確認すると、たくさんありました。
H.15年 木から落ちて、アキレス腱を負傷
H.22年 家の階段から落下 大事には至らなかった。
H.23年 神社の境内で3.5Mの高さから落下、右手首骨折。
H.24年 雪道を滑って転倒、左のお尻をぶつけた。
さっそくゆがみをみていくと、やはり骨盤、足と全体的にゆがみが大きいてす。姿勢も猫背になっています。
これほどのゆがみは、1回のしりもちだけの影響とは考えにくい、骨盤のゆがみでした。
まず、ぶつけてしまった、おしりのゆがみを整えていき、仙骨、尾骨、坐骨と整えて、そこと関係する肋骨のゆがみを整えて初回は終了しました。
初回終了後も痛みはあるようでしたが、姿勢は良くなっていました。
「Mさん、おしりのゆがみが大きいから、もう少し回数を重ねたら痛みはだんだん引いていきますから、次回もゆがみの大きい骨盤を整えていくようにしますね」
Mさん「はい、お願いします。先生、手術しないようにしたいから、出来るだけ予約取れますか?入れる所入れていって下さい」
3週間後に病院での診察があるということで、それまでになんとか痛みだけでも取りたい、手術を避けたい!という希望で、2~3日に1回のペースで施術を重ねていきました。
2回目、3回目も骨盤を中心に整えていくと、お尻の痛みがある範囲がだんだん無くなっていきました。
5回目、施術に来た時に
Mさん「先生、お尻のいたみは良くなってきてますー、でもね、まだうしろの足の外側っていうのか、この辺がしびれるような痛い感じなんですわー、階段上るのもね、こっち(右)の足からのぼれなくてね、変なのぼり方になるんです。」
左足からのぼって、片足ずつしか動かせない様子
「分かりました、足もけがしてますし、今日は足も調整していきますね!」
右のアキレス腱をケガしているということで、足首からお尻までつっぱっていたので、あしのしびれはここからの影響が大きいと予測し、時間をかけて足を中心に整えました。
足首のくるぶし、膝裏の後に飛び出ている骨を前に戻し、脛骨という、すねの部分は前に戻しました。
「Mさん、はい!起きてたって歩いてみてください、痛みないか確認してもらえますか!」
Mさん「お、痛くないみたいです、これぐらいなら全然大丈夫です」
「階段ののぼる感じも出来ますか?」
(ソファに上ってもらい)
Mさん「お、うんうん出来るみたい!さっきまでは、こうやってのぼるのができなかったから」
ソファを上り下りしてもらい、体重をかけることが出来なかった右足にも、重心をのせられるようになりました。
Mさん「先生、これなら病院行っても手術しないと言えます。痛みが無くなったから、もう大丈夫ですって、ありがとうございます!しばらく様子見て痛くなるようだったら、また先生の所寄らせてもらいます!!」
その日は、病院へ行く前日でした。
その後、腰痛の手術は回避できたと、ご報告頂きました。
腰痛も、しびれも引いて調子がいいということなので、ゆがみは体にまだ残っているということをお伝えし、しばらく様子を見てもらうことになりました。
この方は、70代という年齢からみてもわりと早い改善です。
腰痛の原因が分かり、施術がスムースに進めることができたので、改善が早い一例でした。
大阪府堺市 HSTI大阪 骨格調整所 比嘉美央里