めまい 頭痛 眼鏡をかけただけで気分が悪くなるようなめまいが改善。

2012年7月にお母様と一緒に来所されたAさん女子高生(中城村在住)。彼女は頭痛とめまいに悩む日々を送っていたそうです。

症状としては


体を少し揺らすだけで、めまいがおこり吐き気を催す。


横になっている時に、物音や音楽が鳴っていると怖くなり気分が悪くなる。


視力は低いのですが、眼鏡をかけると吐き気をもよおしてしまう。


ベッドに横たわる際に、 目がまわるようなめまいに襲われ、吐き気を催す。


天気が悪くなったり、台風が近づくと頭痛がおこり、ベッドから出られず登校もできなくなる。

 

 

上に挙げたような症状でご本人とご家族は何年も悩んでこられたそうです。お母様は、我が子の症状による訴えをウソなのではないか』と疑ってしまう程、精神的にも参ってしまっているようでした。当店のめまいで来られたお客様の中でも一番重く感じられる症状でした。


「頭痛やめまいがなくなったら、この子の人生どんなに明るくなるだろう」というお母様の言葉を聞いて、一児の父親である私にもとても力の入る施術になりました。 


頭痛やめまいが起こるという事は、頭部に歪みがあり、かつ三半規管に影響が生じるような頭蓋骨の歪みがあると考えられます。この歪みがどのようにしてできたのかを探るために、お二人の話を聞いていきました。お母様がAさんを妊娠している頃に、母体の中でAさんは逆子の状態だったそうです。


逆子の状態を戻すためにお医者様が外回転術という施術を行い、Aさんの体位は運良く戻ったそうです。Aさんの頭部の歪みを確認していくとやはり通常の自然分娩で生まれた方より側頭骨などに大きなゆがみがある事が確認できました。


このような事から考えて、Aさんが逆子であった事から、お母様の骨盤になんらかの歪みがあった可能性、それにより産道に歪みが生じてしまい、産道を通りながら頭部に歪みを作ってしまったと考えられます。そしてお腹に手をあてて逆子の状態から母体の体位を変えていく外回転術を施された際に、多少頭部への圧迫があった可能性も考えられます。


これはあくまで推測であり、断定できるものではありません。過ぎてしまった過去に固執してしまうより、いま存在する歪みが産後の打撲や衝撃によって出来たものではない可能性が強いという事を知るだけでも施術を安全に進めていく上で有り難い情報になります。


このようにして親子から情報を頂きながら頭部の施術を進めていきました。始めの2回ほどの施術ではあまり変化は見られませんでしたが、3回目を終えた頃から頭痛の間隔やめまいの頻度に変化が出てきました。(来所のペースは2週に1回程度)本人曰く先週はめまいは少なかったような気がする」、お母様曰く、まだ私から見ていて感じでは変化なし」などのコメントを頂きながら、功を焦らずに、J の法則というHSTIのGマスター技術による施術を進めていきました。


5回目の時、こないだの台風15号の時に朝起きて気分が悪くめまいがしていたとのこと。この頃は私も焦りを感じていた事を覚えています。経験上、ほとんどの方々が5回くらいでめまいの症状が改善されてきた経緯があったからです。


そして8回目の来所時にAさんが「10/18から11/16の間で1日だけめまいがあったけど、それ以外はなかったよ」と嬉しいコメント。翌9回目の来所時には気分が悪くなるからほったらかしにしていた眼鏡を久しぶりに見つけて、かけてみたら学校で1日中めまいもなく過ごせたよ。身体を揺らしても平気だよ、だんだん普通の人になってきたみたい」と笑顔で伝えてくださいました。


「ここまで来たらもう症状が無くなるのも時間の問題だね」というと大学の推薦入試に受かったという吉報まで知らせてくださいました。


現在はすっかり身体を強めに揺らしてもめまいはなく、頭痛も消え、自動車の免許をとるための教習所に通えるくらいに改善してくださいました。最近の教習所では運転を疑似体験するシュミレーション装置があるそうで、その装置での適正検査でめがねをかけながらパスできるか不安におもっていたようですが、見事パスし、楽しい大学生活に向けての準備を黙々と進めているようです。

明日Aさんは、より安定した健康状態を保つために来所されますが、今後も彼女の健康な暮らしをサポートさせて頂きたいとおもっています。

 
 
沖縄県中頭郡北中城村字島袋1412

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