認知症のお客様が来店されました。 80代男性。
ご家族が付き添い、杖をつきゆっくりとした歩行で来店されました。
玄関先で履物をスリッパに履き替えるのも、付き添いの娘さんにやってもらっております。
「今日は父の調整をお願い致します。心臓にペースメーカーがあります。あと、胆のうの摘出手術をやってまして、それから食欲も減っている様子で、元気がないです。
骨格調整をして猫背を改善してもっともっと元気になってもらいたいと思って連れてきました。」
娘Aさんは、骨格調整センターコアのお客様で、今回は父親の調整で付き添いで来店されました。
さっそく、Bさんのスクリーニングを始めます。
「わかりました。うつ伏せでの施術が厳しい感じですね。まずはベッドで仰向けでの調整をしますね。」
ベッドにBさんを移動させ、背中の歪みを確認しました。
猫背でさらに背骨が側湾気味であります。
肋骨弛緩法にて、歪みの大きい肋骨4番7番11番を調整していきます。
施術を開始して30分。仰向けでの調整中機嫌が急変。
Bさん「なんで!?ただ寝ているだけで調整しているっていうわけ?人を馬
鹿にしているのか?
おうちでもできるよこんなのは。」
Aさん「違うよ。今背中に肋骨を調整する器具をあてているんだよ。父ちゃんの背中の猫背とかよくするために今調整しているんだよ(;^^)」
「こんなので何が調整っていうわけ。おうちで寝ているのと変わりないさ(#~3~)」
Aさん。この経緯のあと私にBさんの状態を説明してくれました。
「最近、認知症っていう診断を受けてて短気になっているみたい。機嫌が急変するですよ。すみません。」
「すみませんなんて全然問題ないですよ。症状の件かしこまりました。肋骨の調整が済んだら頭蓋骨の調整をしてみましょう。歪みをみつけて調整し、脳の歪みも改善できるよう調整したいと思います。脳細胞を活発化させていきたいですね。」
「分かりました。ぜひ調整をお願い致します。」直後に、仰向けになっているBさんの頭頂部を見てみました。
すると何やら頭頂部に凹みを感じます。
「Bさん頭頂部をぶつけた事ありますか?」
Bさんの回答によると、材木店へ買い物に行ったとき、その店内で材木が頭頂部に倒れてきて怪我をした様子。
昔気質で我慢強いBさん。当時、頭から流血したのにも関わらず家族にもしらせず、病院にも行かなかったようです。
「Bさん。頭の調整しましょうね。」
頭頂部の調整。側頭骨を細かくじっくり調整を進めていきます。 すると、術中気持ち良さそうに寝息をたてて寝てくれてます。
(施術中、寝ていただける事は順調な経過の証明です。)
数十分の調整後、Bさんに起きていただきました。
施術前、杖をついて歩行していたBさん。
施術後、数分もすると機嫌もよくなって、なんと院内を杖無しでスキップしています。
これにはその場に居合わせた人全員がビックリ!!!!!!!!
来たときは、猫背で杖をついてゆっくり歩行だったBさんが
背筋がしっかりした状態でスキップしています。
→頭蓋骨の調整で、側頭骨のバランスが整ってきて全身のバランスが回復したと思われます。
1回目の施術で順調な経過で日常生活を送られている様子です。
ご家族からいただく報告を下記にいたしました。
食欲:施術前 お菓子を少しほおばる程度 →施術後 人並みに回復
機嫌:施術前と違い穏やかになった様子
歩行:施術前 杖付きでゆっくりとした歩行 →施術後 杖無しでスタスタと歩行
以上の報告を受け、同居するご家族はひじょうに喜ばれております。
その後も継続的に調整中(現在5回目)
「父は、最近機嫌が急変する事がなくなって、とても穏やかになってます。また調子が良くなって身体の自由が利きやすくなったせいか自分でよく外出してますよ。おかげさまでありがとうございます。」Aさん談
打撲を受けた箇所
主に頭蓋骨を細かく調整中です。
沖縄県中頭郡北谷町 HSTI骨格調整センター・コア 比嘉 進弥