この腰痛、何年も良くならないのであきらめてました。2 原因は鼻の骨折だった

この腰痛、何年も良くならないのであきらめてました。 で紹介した飲食業のHさん、その後のエピソードです。
 
Hさんは当院に来る前から何年も仙骨付近の腰痛に悩まされており、色々なところで治療を受けてもなかなか良くならないので腰痛についてはあきらめていたそうです。腰痛をはじめ身体のあちこちが痛み、骨格のゆがみも気になると言うことで来院。当院にて2回の調整後、腰痛が楽になり、痛みの範囲も狭くなっていました。

3回目の来院時。
「先生、かなり痛みが改善して来てびっくりしてるんですけど、ここの(骨盤の中央部分の仙骨を指さし)真ん中だけ痛いんです、これが取れればかなり楽になるんですが」
 
「そうですが、わかりました、その原因を探しましょう」
 
先ず、痛みのある仙骨の中央部分をチェックすると、ほぼ中央の位置でその部分だけ捻じれていました。
このように中央部分に捻じれの歪みがある場合、体の縦の中心線のどこかに原因となる大きな歪み(打撲や傷などで出来た歪み)あることが多いです。その部分を調整すれば、仙骨の中心の歪みが安定します。
 
身体の中心線をメインにチェック歪みをチェックしていると、鼻が大きく歪んでいて、鼻の真後の後頭骨の中心部が歪んでいました。
 
「Hさん、鼻を打った記憶無いですか?ここの歪みがかなり大きいです」
 
「あっ、ラグビーのタックルで思い切り鼻を打ち骨折しました」
 
「やはりそうですか、この腰痛、鼻の骨折が原因かもしれないですね、早速調整しましょう」
 
「え、鼻の骨折が関係あるんですか?初めて聞きました」
 
「はい、まず調整しますので、調整後詳しく説明します」
 
先ず、後頭骨側かた中心部の歪みを少しずつ調整しまして行きます。その後鼻骨を調整するのですが、Hさんの場合、後頭骨の調整でほとんど鼻骨も整いました。
 
「Hさん、ゆっくり立ってみて下さい、仙骨辺りの腰痛どうですか?」
 
「あ、ほとんど痛み無いです。少し違和感ありますが、本当に鼻が原因なんだ」
 
「鼻を強く打って骨折した時、骨が折れたと同時に鼻の骨は歪んでしまったんです。骨はくっ付いて骨折は治りましたが、歪みはそのまま残ったので、その歪みのバランスを取って仙骨の中央が歪んでいつも痛かったんだと思いますよ」
 
「そうなんだ〜 完全に痛みが無くなるの楽しみです」
 
「鼻骨の歪みが、安定すれば、腰痛は良くなると思いますよ、でも鼻骨の場合は少しずつ調整していくので、何度かかかると思いますので、もう少し通って下さいね」
 
「分かりました。ありがとうございます」
 
 

HSTI症例カテゴリ