前回ご紹介した、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛 激しい痛みが軽いシビレまでに回復した 1 30代の男性会社員のDさんのその後のエピソードです。
病院のMRI検査で、椎間板ヘルニアから来る坐骨神経痛と診断され、薬とリハビリをしていたが、1ヶ月経っても全く改善せず、知人の紹介で来院。1週間会社を休んで調整した結果、痛みは残っているが仕事が出来るくらいまで回復していました。
職場復帰した1週間後再度来院。
「最後に調整した次の日の朝、起き掛けはまだ痛みがあったのですが、体を動かすにつれ、痛みが引いて行きました。びっくりでした」
「痛みが引きましたか、仕事中はどうでしたか?」
「仕事中、毎日3時間ほど立ちっ放しになるのですが、その時はかなり痛かったです」
「座ってる時はどうですか?」
「はい、痛みはあまりありません、仕事中痛くなっても次の日の朝には痛みは引いています」
「分かりました、今日は立っている状態の歪みを重点的に調整しますね」
立位で歪みをチェックすると、両大腿骨が外側にねじれているのと、ひざ下の腓骨と脛骨曲がりなどを調整。
かなり姿勢が良くなって来ています。
さらに1週間後に再来院。
「最近、実は寝ているときが一番痛いですね、仕事中はあんまり痛くならなくなりましたが」
「分かりました。寝ているときですね」
うつ伏せ、仰向けのチェックで、肋骨の大きな歪みがあったので調整。
さらに骨格が安定して来て、背筋も伸びて来ました。
「Dさんの姿勢の悪さの原因の1つは、腰パン(ズボンを骨盤の下の方まで下げて履くファッション)だと思うんです、腰パンで姿勢を良くしていると、ズボンは下がって来るので、無意識のうちに骨盤を後ろに傾けて下がらないようにしてるんです。骨盤が後傾してくるとさらに腰が曲がって姿勢が悪くなるんですよ」
「はい、以前から、人に姿勢が悪いって言われてました」
「気を付けて下さいね」
その後は3週間ほど間隔があいて来院。
「痛みはどうですか?」
「前回のあと、痛みが全くなくなりました。足の小指側に少ししびれがあるのですが」
「分かりました。これからはそのシビレが改善するように調整していきましょう」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
Dさんの背筋はまっすぐなり姿勢もかなり良くなりました。
腰パンも、以前よりは上にあげ、ベルトで下がらないようにしていました。
周りに極端な腰パンをしている方がいたら注意してあげて下さいね。
北海道小樽市 HSTI坂の街整体院 渡辺則嘉