30代男性。「両足の重心が不安定。右足の膝から下が内側に曲がっていて上手く立つ事ができない。腰痛、頭痛。高校時代、部活の反側横跳びの影響で足が曲がったと思う。」 ということで、右足の頸骨、腓骨の変形を調整しました。
右足が曲がったための影響か右足だけ筋肉量が少なく、立って静止すると、カラダがぎこちなく、前後左右に揺れます。 「徹底的に調整して、前の状態に戻したい。」ということでした。まずは骨盤から調整を開始しました。
骨盤の状態は歪みが大きく、左の寛骨が前回旋、右が後ろ回旋していたので、寛骨左右を細かく調整し、元の綺麗な形になるよう調整を進めました。 左右の寛骨が前後にアンバランスに捻れた状態だったので、身体を捻るストレッチの可動域が通常よりも狭く、 身体の動きが硬く窮屈な状態でした。
本人いわく「日常生活に支障をきたす状況で、長い間立っていることができない。」 ということでしたが、施術を進めていくにつれ、身体の動きが広がるようになり、日常生活や仕事場での作業が楽になってきた様子です。 このような経過を経て、次点主訴である右足の頸骨・腓骨をじっくり調整していきました。
調整法の参考写真
(注:文中のAさんではありません...)
(注:文中のAさんではありません...)
前の状態に足を戻したいという、強い気持ちを持っていて、 右足の調整を進めていくうち「足の骨が元の状態にじんわり戻っていくのが分かる。」 「足がとても気持ちいい。」 「両足で立ってみると、ちゃんと両足で立っているという普通の感覚になってきた。」 「前のように、左足一本で立っているという感覚がなくなってきた。」
「腰が痛くない。」 というような表現をたびたび口にしながら「両足の重心が元の状態に戻っていってきています。最近は、足の重心がよくなってきたせいか、カラダの骨のバランスも足を筆頭に全身がよくなっている感じがあります。 何か表現しづらいけど、十代の頃に普通に感じていた重心になってきました。」 というような言葉をいただきました。
高校時代、Aさんはバスケ部の練習で、厳しい練習メニューのひとつ、反側横跳びをたくさんこなしたそうです。その練習はとてもハードできついものでしたが、コーチの厳しい指導を忠実にこなしていくほか自分に選択肢がなく、右ひざが悲鳴を上げようが音を上げずに頑張りすぎたようです。
その練習をたくさんこなすようになってから、右ひざの下が明らかに変形してきたみたいで、足が悪くなるのを抑えようと、数々の病院や施術院に通ってきたようです。 Aさん「どこの病院もまわっても、異常なしとか原因不明という診断ばかりで、解決の糸口が見つからず、困っていた。」とお話ししておりましたが、
骨格調整を受けるようになってから「異常なしや原因不明ではなく、しっかり原因を見つけてくれて、それだけでも十分嬉しいし安堵します。」と言ってくれました。 両足の重心を取り戻すことで、平衡感覚が安定し身体を動かしやすくなったとありました。 「両足で立ってみると、ちゃんと両足で立っているという普通の感覚になってきた。」
とあるように、両足の重心が左右で揃う事によって、骨盤の捻れが開放されることで身体の捻れも開放されていきます。 最初に言っていた 「両足の重心が不安定。右足の膝から下が内側に曲がっていて上手く立つ事ができない。腰痛、頭痛。」 という状態は無くなっているようです。
変形した右足の影響で、全身に歪みが大きくありましたがまず全身の骨格をほぐし、足を調整していくことで歪んだ骨を元に戻し、安定させる事ができます。その過程をふまえながら施術を進めてまいりました。 Aさん日常生活も安定を取り戻すことができ、「おかげさまでとても助かりました。」という声をいただけるようになりました。
Aさんの喜ぶ表情を見ながら、こちらも幸せを頂いてます。
比嘉進弥
CORE骨格調整所 (沖縄県島尻郡南風原町)
骨格矯正