「１年前の交通事故（車の正面衝突）でむち打ち症になり脳脊髄液減少症※１を患いましたが現在は完治しています。脳外科でも整形外科でも頭の骨には異常はないと言われました。完治して異常がないと言われたけれど今でも首と背中の痛みや肩こりが辛いんです。」という４０代女性のHさん（埼玉県飯能市在住）。
マッサージに通い首と背中の痛みや肩こりの痛む範囲が狭くなったものの強い痛みは続き、この辛い状態をどうにか抜け出せないかとご来所されました。
拝見したところ、交通事故のような衝撃をうけた方の特徴とも言える側頭骨の回転の歪み、そして複雑な頭蓋骨の捻れと歪みが見受けられました。また首の骨の歪みや骨折したという肋骨８番を中心とした肋骨の歪みも大きな状態です。
医療機関では異常がないと言われても骨格調整士の観点から拝見するとしっかりと骨の歪みがありそれが悪さをしていることがとても多いです。
「身体の調整だけでなく歪んでしまった頭蓋骨を整えることなくして首と背中の痛みや肩こりの改善は見込めない」ことをお伝えし、１週間に１回を目安に通っていただくことを提案、そのペースで頭から足先まで骨格の歪みを整えていきました。
初回調整の２日後、「帰り道、身体のバランスが変わっていてまっすぐ歩くのに苦労しました。あれから右後頭部と骨盤に痛みがあり、首と肩のコリが少し増した気がします。（中略）右背中は盛り上がりを感じなくなりおかげさまで仰向けで熟睡できています。（中略）妙にわくわくしています。」とご連絡いただきました。
３回目ご来所時、「マッサージの人に『背中の盛り上がりがとっても小さくなりましたね！』とびっくりされました。」というHさん。その後も施術の都度にメールで経過報告をくださいました。
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（３回目調整後）
右後頭部、右首、右肩、右背部、腰、それぞれ少しずつ痛みが残っています。
鼻の通りも変わり、酸素がたくさん吸えているかんじです。※２
おかげさまで、かなり良くなりました。
マッサージのほうは昨日で一旦終わりにして次回の予約は入れていません。
もしかしたら、このまま本当にすっきり治ってしまうかも？と期待に胸ふくらませているところです。
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（４回目調整後）
旅行に出たのですが、おかげさまで痛みは出ずとても楽しい時間を過ごせました。
ただ、調子に乗りすぎたようで、今は右肩と右背中が少し痛いです。
きょうは整形外科の受診日でした。
首も肩も背中も、すごぶる良くなっているので、マッサージに続き、整形とも早くお別れできれば嬉しいです。
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このように順調に快復されていたHさんですが、改善していく経過では辛い時期もありました。
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（６回目調整後）
あれからひどい痛みが続き、治まるどころか増す一方です。
現在、右首・右肩・右背中に加え、右わき腹・骨盤右側へと痛みが広がり、ついに左股関節・左足先まで辛くなってきました。
歩くとき、身体が強引にバランスをとっているかんじがします。
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（７回目調整後）
前回施術して頂いてから数日経っても肩と背中の違和感が消えず、むしろ右上半身の広い範囲が凝り固まってしまい、痛みも酷くなってきている状況です。
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こ の辛い時期はHさんにとっても施術者の私にとっても頑張りどころでした。けっして悪い方向に向かっていた訳ではなく、身体の表面上にある歪みが取り除けた からこそ身体の深部に追いやられていた昔の古傷とも言える歪みをようやく出してこれるようになっていたのでした。後から後から大きな歪みが出て来て、出て きた歪みに付随して症状もついてきてしまうので本当に大変でしたが...。
「身体の奥底にこんなにつらい症状を出す歪みを抱え込んでおく 方がよっぽど怖い、一時的に辛くても出し切っちゃった方がよいのでご一緒に頑張りましょう。」とHさんをはげましながらの施術は続きました。ただひたすら Hさんの身体が出してくる通りに全身の骨格の歪みを整えていった結果、徐々に症状も落ち着いていきました。その過程で骨折をした肋骨８番の何カ所も変形し ており波打つようにねじれていた歪みが出てきてくれてそれを調整し終えた後、身体の中に溜め込んでいたい歪みを出しきったのかようやく本当に楽になっていただくことができました。
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（８回目調整後）
おかげさまで今回かなり調子良いです。
何かの拍子に気になったりはしますが酷く痛むことはありません。
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（９回目調整後）
おかげさまで調子良いです。
今回は身体がポキポキ鳴ったり、違和感があったりというのが、かなり軽くて楽でした。
現在、肩は凝っていますが、痛みはありません。
首と背中は大丈夫っぽいです。
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（１０回目調整後）
お久しぶりです。
あれからかなり調子良いです。
あと数回行ったほうがいいのかな～と思いながら、もう少し開けても大丈夫かな～といった状態で、ついに一ヶ月経ってしまいました。
時々、軽い肩凝りがあるぐらいです。
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...と調子がよい状態が続くようになりHさんは骨格調整を晴れてご卒業されました。施術回数合計１１回、期間にして５ヶ月後。辛い時期がありながらも私を信じて通い続けてくださったHさんに心から感謝します。
お医者様に異常はないといわれても骨格調整士の観点から見ると骨格の歪みという異常がしっかりとあり、Hさんの場合も同様でした。
H さんの主訴は首と背中の痛みや肩こりでしたが、頭蓋骨の歪みを整えずしてこれらの症状が改善することはなかったでしょう。不調の原因を骨格の歪みに探り身 体との関連性を考えながら頭蓋骨まで全身をトータルで整えることができるのがＨＳＴＩ骨格調整の強みだと感じています。
※ １ 交通事故やスポーツ外傷など、体への衝撃によって脊髄の硬膜が破れ、脳脊髄液が漏れだし、減少することに よって、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴り、倦怠、不眠、記憶障がい等のさまざまな症状を呈する疾患。いまだ定まった知見や治療法が確立されておらず、国にお いて専門家による医学的な解明が進められている段階。このため、依然として多くの患者さんが、診療や治療を行っている医療機関を探すことに大変苦労してい る。（http://www.pref.saitama.lg.jp/a0703/nousekizui/より抜粋）
※ ２ Hさんのように骨格を整えたら空気がいっぱい吸えるようになった、息がしやすくなったとよろこんでいただけることは多々あります。鼻骨も含め頭蓋骨の 調整で鼻がまっすぐになること、そして首の骨や肋骨の調整で気道や肺への圧迫も減り、本来もっている機能が発揮できるようになるからと私は考えています。
埼玉県川越市 HSTI・AZU骨格調整所 番場あずさ
メール hsti.azu@gmail.com
