めまい(原因、症状)　HSTI症例記事一覧

めまい(原因、症状)とは

【めまいの原因】
めまいの原因は「耳（内耳）」と「頭（脳・神経）」と「血圧」に分けることができます。姿勢のバランスを保つ機能に異常を来すと、めまいが起こります。
三半規管と前庭神経は耳の中にある器官で、三半規管は体がグルグル回っているのを感じたりします。また、前庭神経は、頭がどれくらいの高さにあるか、どちらの向きを向いているか、体にかかっているスピードはどれくらいか、といったことを感じて脳にその情報を伝えています。

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【めまいの原因、の続き】
この三半規管と前庭神経に異常が発生すると、体の平衡感覚をコントロールできなくなり、めまいを感じるようになります。三半規管がある内耳の障害は、メニエール病や良性発作性めまい、突発性難聴、外リンパろうなどがあります。

神経の病気としては、前庭神経炎・筋緊張性頭痛などがあり、脳の障害によって起こる代表的な病気には、脳腫瘍や脳梗塞、脳出血、脳血管障害、聴神経腫瘍などがあります。

また血圧が急激に変動すると、脳に送られる血液量が不安定になったり血液や酸素が不足してめまいが起こることがあります。高血圧、低血圧（起立性低血圧）、不整脈、低血糖、貧血、動脈硬化などがあげられます。

過度のストレスや疲労の蓄積による自律神経失調症、うつ病やパニック障害などでめまいがおこることがあります。

交通事故などによって頭部に外傷を負った人が、めまいの後遺症に悩むケースがあります。症状は、障害を受けた場所によって異なり、耳であれば回転性のめまいが起きやすくなり、脳に障害がある場合はふらつきを感じやすくなります。

【めまいの症状】
めまいの特徴的な症状は、自分の体または周囲の風景、あるいはその両方が回転していると感じる不快な異常感覚で、バランスが失われるために歩くことも車を運転することも困難になります。吐き気を伴い、実際に吐くこともあります。眼振が、発作中に繰り返し起こります。

数秒間で終わるものも、何時間あるいは何日も続くものもあります。横になったり座っているだけで改善することもありますが、まったく動かなくても持続することがあります