HSTDー1
人間の進化の過程から考えついた骨格調整方法です。
腰痛や、頭痛や、肩こりは人間が2本足で歩くからとよく言われています。
動物学者は、多くの動物は寿命まで生きるといいます。
なぜ、人間にはこんなにも病気が多いのか、痛みが多いのか。
4本足で歩く動物は車にぶつかった後は、しばらくは動きが悪くても
数日もすると、元のように走り回っています。
私の愛犬は窓枠に乗せると喜んでいましたが
ある時1メートルの高さから落ちてしまい、腰椎を調べたら、ゆがんでいました。
歩くのもやっとの状態が、2,3日は続いたでしょうか。
元のように走り回って遊ぶようになってから、
再度調べてみるとゆがみは、自然になくなっていました。
不思議でした。何日も考えました。
そしてある日、4本足で歩くからではと、気がつきました。
その後、いくつかの実験をしました。
『はいはい』をするのです。
ゴルフの後の疲労感が『はいはい』をすると、かなり楽になります。
バランスのとりにくい足場の悪い所で長時間釣りをしてもその疲労が
『はいはい』をすると、かなり楽になります。
それを患者にも適用してみました。
ぎっくり腰になってしまった患者に、六畳ぐらいの畳間で『はいはい』をしてもらいました。
折り返し電話を頂いたときには、「治った、信じられない!」と大変喜んでいました。
頭痛を訴える患者に「頚椎の一番」の歪みを確認した後に『はいはい』をしてもらいました。
その途中から頭が軽くなるのがはっきり分かったようです。
その後、施術のなかにこれを取り入れ施術中何度か『はいはい』をして貰うことが、しばらく続きました。
そのうち、その時間がもったいと思うようになり、患者のズボンをつかんで、揺らすことにしました。
結果は-
『はいはい』以上でした。
『はいはい』から、『揺らし』に変えてからの改善率はかなりあがります。
この後でも説明しますが、歪みが比例した状態で、仙骨の三番を戻してから、
『揺らし』を加えると、胸椎の三番の歪みは殆どなくなります。
水をまく、ホースがよじれたときに、『揺らし』たら戻るように、です。
今は仙骨の四番を中心に、ズボンをつかんで、『揺らし』ています。
HSTIで根幹となるテクニックです
その後に2番以降のテクニックが生きてきます。
健康法として『はいはい』は、非常に有効です。
六畳ぐらいの畳間で、両手、両足をついて、目は手の間を見ます。
左回りに7回ゆっくり回ります。
回った後、立って屈伸をします。
これを、朝夕毎日やります。
素晴らしい効果があります。